大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘はとても真面目にコツコツと勉強を頑張る子でした。
高校入学時にビリに近い成績を取ったにも関わらず、学年一桁順位まで追い上げることができたのは、毎日休むことなく勉強を続けていたからです。
娘が学年一桁順位を安定して取れるようになった時、

この成績だったら第一志望の国立大学に余裕で合格できるかも?
なんて思いましたが、模試では常に「D判定」でした…。
1年生の頃から学校で行われる補習には全て参加し、先生からも「いつも頑張って勉強しています」と褒められるくらい、家でも学校でも勉強を頑張っているのに模試の判定が上がらないのが不思議でした。
娘の成績が上がらない理由が分かったのは、最後に受けた模試の結果を見た時でした。
苦手な英語の偏差値が少ししか伸びておらず、得意な国語が平均的な偏差値まで落ちていました。
そりゃあD判定になるよね…と思いました。

そこから得意教科を伸ばすように、勉強の軌道修正をしましたが共通テストには間に合いませんでした…
娘が国立大学に落ちたのは「全教科満遍なく勉強を頑張ってしまった」ことが原因でした。
苦手な英語と得意な国語にもっと時間をかけるべきでした。
受験は各教科の勉強の配分を考えるところから始まるのです!!
これを読んでいる「真面目に勉強している生徒さん」には娘と同じ思いをして欲しくありません。
この記事を読むことで、今必要な勉強に気づいて少しでも志望校に近づくことができるといいな!!と思いながらまとめます。
真面目過ぎるのが駄目な理由
指定校推薦をもらって大学に進学したいのなら定期テストや宿題を完ぺきにやって内申を上げる必要がありますが、共通テストや一般入試を受ける子には高校の内申は必要ありません。

推薦をもらうつもりが無ければ、定期テストは赤点さえ取らなければいいのです!!

赤点を取らない程度の手の抜き方が分からないのよね~
「少し手を抜くとすぐに赤点を取ってしまいそうで怖い」という娘の言い分も分かるのですが、定期テストの度に、2週間近く受験勉強がストップしてしまうので困りました。

一応、受験に必要な範囲からテストが作られているんですけどね…
国公立大学を志望している子は、5教科7科目の勉強が必要となります。
先生に言われるがまま、真面目に勉強していただけでは受験本番に間に合いません。
娘には何度か伝えたのですが、自分のやり方を変えなかったので仕方がありませんでした。
受験勉強の仕上がり具合を例えると…
例えば、受験本番までにA4サイズの紙を全部塗りつぶす必要があるとします。
娘の勉強法では、半分くらいを綺麗に真っ黒に塗りつぶしただけで本番になってしまいました。
少々薄くても、必要教科を全体にサッと塗りつぶせた子の方が、受験では良い結果を出していました。

定期テストは範囲が狭いので綺麗に黒く塗りつぶすことができましたが、入試(共通テスト)は範囲が広すぎるので、定期テストのペースで塗っていても間に合いませんでした…
自分が伸ばしたい教科を見極めて、要領よく勉強すること。
娘にはそれが出来ませんでした。
模試の偏差値が伸びなかった他の原因
授業を真面目に受け過ぎたこと
娘は全教科手を抜かず、真面目に授業を受けていました。

受験に関係がない教科では内職すればいいんだよ!!
と、高校の先生に聞かれたら怒られるようなアドバイスを娘にはしていましたが、「内職するのは逆に難しい」と言われました。

結局テスト前に勉強しなくちゃいけないから、授業を聞いておかないのは逆に大変じゃない?
娘の性格だと内職をすると逆に落ち着かなくて頭に入らないだろうなぁ、と思ったのであまりしつこくすすめるのを止めました。
教壇から見た教室の景色
私が学生時代、模試の試験監督のバイトをしていて気づいたことですが、教壇の上から生徒の様子はしっかりと見渡せます。

後ろの席の子でも手元まで見ることができます!!
先生は教壇の上に立っていて、生徒は座っているので余計によく見えるんです。
なので、内職をしていていればすぐに分かりますし注意もできるはずなんです。
内職していても怒られない場合は、先生が黙認してくれていると考えて間違いはありません。
優しい先生に感謝してこっそりと内職をやらせてもらい、時間を有効に使わせてもらいましょう!!
全ての補習に参加していたこと
国公立大学を受けるなら、全教科の勉強を頑張らなければならないと考えて、全ての教科の補習に出ていた娘でしたが、今思えば補習にも取捨選択は必要でした。
模試を受け過ぎたこと
これは学校単位で申し込まれるので逃げようがありませんでしたが、3年生になってから模試の回数が増えすぎて、週末の勉強時間がほとんど無い状態になりました。

最後の方は月2~3回ペースで週末に模試がある状態で大変だったなぁ…

朝早くに出て帰りは夜7時を過ぎることもあったしね~
いくら「受験慣れするために必要」と言われても、ここまで沢山の模試を受ける必要はあったのか?と今でも疑問です。
しかも模試の結果が出るのは2か月後だったりして、これっていつ受けた模試だっけ?となることもよくありました。
毎月の模試代が1万円前後かかるのも大変でした…。
模試を強要されない高校でしたら、必要な模試だけしっかり選んで受けるようにして下さいね。
(余談)娘の模試のやり直し方法
模試は間違えたところをやり直すことが大事です。
娘は高校2年生の後半からスタディサプリの合格特訓コースに入っていましたが、先生に模試が終わった日に自己採点をして間違った部分ごと切り取ってノートを作るようにと教えてもらったそうです。
ノートの表紙
ノートの中身
写真がぼやけていて見辛くてごめんなさい!!
模試を受けた日は、帰宅してご飯を食べるとすぐに自己採点をして、間違えた場所を切り取ってノートにペタペタと貼るところまで終わらせていました。

やり直しは次の日からやってたよ~
娘の周りの真面目に勉強していたお友達
定期テストをしっかり頑張り、学校の補習に真面目に出ていたお友達が何人かいましたが、娘と同様に模試の成績の伸びは悪く…。
全員が第二志望の大学に進学することになりました。
私立大学に全て落ちてしまった男子は「学校内で良い順位を取っても無駄だった」と言っていたそうです。
娘たちはコロナ渦の休校から受験が始まった学年だったので、学校側の勉強も例年よりペースが遅れていたそうです。
休校が無かったら、真面目に勉強していた子たちも、もう少し良い結果が残せたかもしれません。
浪人する選択肢は?
娘は大学に全落ちしても浪人だけはしない!!と言っていました。

大学全落ちしたら就職するの!?
受験勉強が辛いのが一番の理由ですが、
会社の同期が1学年下になるのが嫌なのと、生涯年収も下がるからなぁ~と言うのも理由のひとつに挙げてました。

予備校代とか含めると最終的に500万円くらい年収が下がりそうだよね!!
息子は同期が1学年下でも全く気にしないとのことでした。
最後に
本屋で勉強法の本を探すと、ひとつの本棚を占領するくらい沢山の本を見つけることができます。
今まで子育てをしてきて、様々な勉強法の本を読みましたが、結局は自分に合ったやり方を見つけるのが一番だという結論に達しました。
勉強の仕方は人それぞれ違います。
娘は教科書を繰り返し音読して覚えるタイプですが、息子は音読すると逆に頭に入らないと言っています。

息子は紙に繰り返し書いて覚えるタイプです!!
「勉強法」に関しては、自分で何とかするしかないのですが、「勉強する範囲」は高校3年生で志望校が決まったら、効率よく勉強できるように計画を立ててすすめて行く必要があります。

私立大学も国公立大学も、教科による配点がそれぞれ違うから前もって調べておくことをおすすめします!!

私立大学だったら3教科に勉強が絞れるしね!!
10月に入って、ここから共通テストまであっという間です。
悔いのない受験ができますように、応援しています!!
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