大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
息子は中学時代バスケ部に所属していました。

バスケ部と言えば、ボールを奪い合い激しくぶつかり合うスポーツです。
細身でヒョロヒョロで、相手チームに突っ込んでボールを奪いに行くことが苦手だった息子には全く向いておらず、一度もレギュラーになることがなく引退となりました。
ハードな練習に文句を言いながらも、最後まで部活を続けた息子に「頑張ったね」と声をかけたところ、「高校では絶対に部活に入らない!!」と言われ…
「部活を楽しいと思ったことは一度も無かった!!」とまで言われました。
高校に入学する前日も「帰宅部になるからね」としつこく念を押してくる始末でした。

分かったってば!!
そんな部活をやる気が全くなかった息子でしたが、入学後なんと運動部に入り、この春休みも毎日練習に明け暮れています。
一体何がキッカケで息子は部活をやることになったのか?高校では部活をやっておくべきなのか?
部活をやるメリット・デメリットはとても分かりやすくまとめられているサイトが山ほどあるので、こちらの記事では娘と息子の部活に関する個人的な意見をまとめます。

高校では部活に入りたくない、と考えている学生さんの参考になれば幸いです。
高校では部活に入っておくべきか?
「高校では部活に入っておくべきか?」と質問すれば、9割の大人が「入っておくべき」と答えるはずです。
大きな理由は以下の2点です。
- 部活の仲間ができる
- 学力に直結する身体能力を高めることができる
でも、それって本当なのかな?と疑問に思ったので娘と息子に話を聞いてみました。
部活の仲間ができる

部活に入れば授業後に活動することになるし、土日は練習試合に出かけたりするからクラスメイトより長く過ごす分、グッと仲良くなるよ~!!

クラスメイトとは昼休憩にカードゲームをしたり、部活が休みの日に遊びに出かけたりしているから、部活をやっていなくても友達はできるけどね!!
娘は高校卒業後も部活の仲間と集まることがありますが、元クラスメイトとも遊びに出かけているので、部活をやっていなくても仲良しの友達はできます!!
部活に入れば確かに仲間はできますが、それだけを目的に無理してまで部活に入る必要はありません。

息子は普段、部活の仲間以外の友達とも遊びに出かけています!!
先輩とも仲良くなれます!!
中学より高校の方が、部活の先輩・後輩同士で仲の良い部活が多いです。
息子も「仲の良い部活」に入ったので、先輩たちと試合帰りにファーストフードを食べに行ったり、大きな大会の後にはチーム全員&マネージャーたちと打ち上げに出かけたりしています。

部活に入らないと先輩と仲良くなることはありませんよね。

1学年上の先輩から定期テストの話や進路の話など、色々なことを教えてもらえるから助かってるよ。
学力に直結する身体能力を高めることができる?
文部科学省による小中学校の全国都道府県学力テストの結果と体力・運動能力の調査結果を重ねると、「運動ができる子どもは勉強もできる」という傾向があることがわかっているそうです。↓
さらに最新の脳科学の研究では、運動が脳を活性化させ、集中力や記憶力を高め、勉強のパフォーマンス向上につながることも明らかになっています。
つまり、運動と頭の良さには密接なつながりがあり、運動をすると学力もあがり、脳を鍛えると運動能力もあがるといえます。引用:マナビコ
こちらの本も参考になります。↓

ただ勉強と運動のバランスは大事です。
運動が集中力を高めてくれるのは分かりましたが、あまりにもハードな運動部に所属してしまうと、平日勉強どころではなくなってしまい本末転倒です。
大学受験は、早期から勉強しておかないと合格することはできないので、3年生の夏休みまで活動があるような部活は入る前によく考える必要があります。
高校卒業後にそれなりのレベルの大学進学を目指しているのなら、厳し過ぎる部活に入ることは最初から避けておいた方が無難です。

もの凄く地頭が良い子でない限り、受験勉強が間に合わなくなっちゃうからね!!
高校では部活に入らないと言っていた息子
息子の通う高校では1年生は部活に入ることが強制でした。
「茶華道部に入ってくるわ!!」と言って家を出た息子でしたが、帰宅後「バレーボール部に入部した」と言って来たのには驚きました。

息子の気持ちが変わらないうちに、慌ててシューズや練習着を買いに行きました!!(笑)
娘も息子も、スポーツ用品は必ずデポまで行って購入しています。

デポがTシャツの種類が一番豊富なの!!
小学校時代に習っていたスポーツ
息子は小学2年~6年生までバレーボールのクラブチームに所属していました。
中学ではバレー部がなかったので、球技繋がりでバスケ部に入ったのですが…最初に書いた通り全く向いていませんでした。

息子が向いていなかっただけで、バスケは人気の部活でした!!
中学3年間、バレーをしていなかったので高校に入ってついて行けるのかな?と心配していましたが、すぐに勘を取り戻して、夏の大会では1年生でひとりレギュラーに選ばれていました。
小学生の頃やっていたスポーツは高校で再び始めてもちゃんと覚えているものなんだな、と思いました。

小学生時代にやっていたスポーツの部活の体験入部してみるのもアリだよ!!
バレー部に関して言えば、やる気がある子なら高校から始めても半年ほどでレギュラーになっている子が何人もいました。

さすが高校生、覚えるのが早いです!!
部活が強制の高校なら…
娘も息子も、部活が強制の高校でした。

文武両道を掲げている進学校では部活が強制の高校が多いよ!!
強制でも部活をやりたくない子はいますよね。
対策は以下の2つです!!
活動の緩い文化部に入る
運動部だとそこそこ練習日がありますが、文化部だと探せば活動が週1程度の部活もあります!!
息子の友達も「将棋部」に入って幽霊部員をしているそうです。

月1~2回しか行ってないって言ってたよ~。
娘の高校では文化部が少なかったのですが、息子の高校では文化部がとても多くて活動も盛んなところが多いので、スポーツに興味がない生徒でも何かしらの部活に入り楽しく活動しています。

文化部の選択肢の多い高校っていいですね!!
マネージャーをやってみる
すみません、運動部のマネージャーは忙しかったです!!

なんで男子の部活だけマネージャーがいるのよ…ずるいじゃん!!

ずるいじゃんって言われても…。
息子の所属するバレー部にはマネージャーが数人いるのですが、本当に気が利く子ばかりで、練習試合で他校のチームの子が突き指をしたら、指示されなくてもサッと氷嚢を持って行く気配りができます。
冬の寒い中、自主的に冷たい雑巾を絞ってボールをキレイに拭いてくれていたり、試合のスコア付けや試合の動画の編集をしたり、スポーツドリンクなどの買い出しに出かけたり、マネージャー目線で部員全体に試合の感想を伝えたり…。
マネージャーがやる仕事は多岐に渡ります。
息子の話を聞いて、プレーヤーしかやったことのない娘より、マネージャーをやっている生徒さんたちの方が社会に出てから重宝される人材になること間違いなしと感心しました。
息子も「いつも感謝してる」と言っていました!!
ちなみに女子の運動部にもマネージャーがいる部活はありますし、男子の部活で男子マネージャーがいる部活もあるとのことで本当に様々です^^♪
部活の代わりにできること
塾・予備校
部活に入らず勉強に集中したい生徒さんもいますよね!!

その場合、入学したらすぐに塾か予備校に入ることをオススメします!!
理由は家で勉強だけの日々だと、どうしても中だるみしてしまうからです。
目標大学が決まっているなら1年生から塾に入ってコツコツ勉強しておけば、3年生になってから慌てて受験勉強しなくても済みます。
習い事・趣味・読書
部活には入っていないけど、テニスやバトミントンなどのスポーツクラブに入っている子もいます。

美術系の大学に進学を目指していた友達は、絵画教室に通っていたよ!!
読書もある程度まとまった時間がないと出来ないのでオススメです!!
本をたくさん読んでおくことで文章力や語彙力が磨かれるので、大学に入ってからレポートを書くときにも役に立ちます。
高校生のアルバイトはおすすめしません
私は高校時代アルバイトをしていたのですが、当時は時給600円くらいだったこともあり、今振り返ると「無駄な時間の使い方をしたなぁ」としみじみ思います。

高校時代って一生に一度しかない貴重な時間です。
アルバイトではなく、趣味や読書、習い事や勉強などに全力を注いで下さい。
高校生のときに毎日1時間勉強すれば将来の年収が100万、毎日2時間勉強すれば将来の年収が200万上がると聞いていましたが、この歳になって本当だな…と気づきました。
今しっかり勉強しておけば、高校3年間のバイト代は社会人になってからの数か月で稼げるようになります。

高校時代に勉強しておけば、大学生になってから時給の良いバイトに就けるよ!!
塾講師のバイトなら飲食店の倍くらいの時給をもらっている子が多いです。
大学で初めて部活に入る人もいます!!
娘は大学で運動部に入ってますが、高校時代に帰宅部だった子が何人かいるそうです。

最初は体力的にきつそうだけど、半年もすればみんな慣れてるよ~。

若さって素敵…!!
中学・高校と文化部だったけど、大学で初めて運動部に挑戦する子も何人か知っているそうです。
新しいスポーツを始めるのに大学生なら全然遅くないってことですね!!
最後に
息子は小学生5・6年生の頃、部活でサッカーをやっていて、中学ではバスケ部に入っていましたが、どちらもレギュラーになれるほどの実力は身に付かなくても、体育の授業でそれなりに活躍できる程度には技術が身に付いているそうです。

部活はつまらなかったけど授業でやると不思議と楽しいんだよね~。
数年しかやらなかったスポーツでも、このように後々役に立つこともあります!!
入試直前で運動部員が運動をしてこなかった生徒さんの一気に抜き去るということが高校受験ではありましたが、大学受験ではどうだったのか?話を聞いてみたところ…

うーん、人によるかな?
・集中力がある。
・目標を決めて、計画を立てて勉強することができる。
・嫌なことでも長期間に渡りコツコツ努力することができる。
この3つが大学受験では必要不可欠ですが、文化部の子でも体得できることばかりですよね!!
運動部の子は体力がある分、引退後1日13時間とか無茶な勉強を集中してやりこなす子もいたそうですが、高校1年生から勉強を頑張って来た子に追いつけたかどうかは人によるとのことでした。

部活に入っている子もそうでない子も、進学希望の子は早めに勉強を始めてくださいね!!
最後になりますが、あれほど部活に入るのを嫌がっていた息子ですが、今では部活を目当てで学校に通うほど楽しくて仕方がないと言っています。
最初から「やらない」と決めつけず、気になる部活の見学だけでも行ってみてください。
思わぬ出会いがあるかもしれませんよ^^♪
運動前にコーヒーを飲むとダイエット効果があるそうです。
こちらはとてもお得で美味しいコーヒーのセットです。

10銘柄、計52袋入りで1,980円(税込)です!!
娘はモカが大のお気に入りで、大学の部活に行く前にいつも飲んでいます。
コーヒーにはリラックスと集中力が高められる効果があるので、勉強を頑張っている学生さんにもオススメします!!