大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
息子は中学時代バスケ部に所属していました。

バスケ部と言えば、ボールを奪い合う激しいスポーツです。
闘争心が少なく、相手チームに突っ込んでボールを奪いに行くことが苦手だった息子には「バスケットボール」という競技は全く向いておらず、一度もレギュラーになることがないまま引退となりました。
ハードな練習に文句を言いながらも、最後までサボることなく部活を続けた息子だったので、最終日に「頑張ったね」と声をかけたところ、「高校では絶対に部活に入らない!!」とキレ気味に言われ…
更に「部活を楽しいと思ったことなんて一度もなかった」とまで言われてしまいました。
高校に入学して仮入部期間が始まってからも「帰宅部になるからね!!」としつこく念を押して来たので、「高校の部活は好きにしなさい!!!」と返事をして朝送り出しました。

帰宅部になるならその分勉強させるからいいよ!
そんな部活をやる気が全くなかった息子でしたが仮入部期間中、早々にバレー部に入り、この春休みは毎日練習に明け暮れています。
一体何がきっかけで息子は部活に入ることに決めたのか?
そもそも高校では部活に入っておくべきなのか?
部活をやるメリット・デメリットについては、とても分かりやすくまとめられているサイトが山ほどあるので、この記事では、上の2点について詳しくまとめます。

高校では部活に入りたくない、と考えている学生さんの参考になれば幸いです。
何がきっかけで息子は部活に入ることに決めたのか
息子の通う高校では1年生では部活に入ることが強制でした。
なので、部活に入ったきっかけは「校則で入らなければならない決まりがあったから」でした…。
別に運動部に入らなくても文化部に入ったら?と息子に勧めたところ、
「茶華道部に入ってくるわ!」(息子の高校では一番活動が少ない)と言って朝家を出て行きましたが、帰宅するなり「バレーボール部に入部してきたよ!」と報告されて驚きました。

せっかくやる気を出したなら…と慌ててシューズや練習着を買いに行きました!
娘と息子は部活用品は必ずデポの店舗で購入しています。
自社ブランドであるIGNIO(イグニオ)の商品の質くて価格がとても安いので、ジャージやシューズ、靴下など洗い替えのために数を揃えたいときは本当に助かっています!

部活用に買ったイグニオのダウンコートが温かくてお勧めだよ!
小学校時代に習っていたスポーツ
息子は小学2年~6年生までバレーボールのクラブチームに所属していました。
中学では男子バレー部がなかったので、球技繋がりのつもりでバスケ部に入ったのですが、最初に書いた通り性格的に全く向いていませんでした。

息子がバスケに向いていなかっただけです!
中学のバレー部の仮入部にフラッと行き少し練習したところ、身体は思うように動かなかったけれどとても楽しかったので入部することに決めたそうです。
中学3年間バレーをしていなかったので「高校に入ってから改めて始めても練習について行けるのかな?」と心配しましたが、数か月後には完全に身体がバレーを思い出していました。
そして夏の大会では1年生でひとりだけレギュラーに選ばれました。

高校では小学校の頃にやっていたスポーツに挑戦してみるのもありだよ!
バレー部では、やる気がある子なら高校から始めても半年ほどでレギュラーになっている子が何人もいます。

さすが高校生、どの子も上達が早いです!
高校では部活に入っておくべきか?
「高校では部活に入っておくべきか?」と大人に質問すれば、9割の人が「入っておくべき」と答えるはずです。
部活をやることに対するメリットは沢山あるからです。
私が「部活に入っておくべき」だと思う理由は以下の3点です。
- 部活の仲間ができる
- 先輩と仲良くなれる
- 学力に直結する身体能力を高めることができる
実際、娘と息子はどう思っているのか意見を聞いてみました。
部活の仲間ができる

部活に入れば授業後に活動することになるし、土日は練習試合に出かけることが多いからクラスメイトより長い時間を過ごす分仲良くなれるよ!

クラスメイトとは昼休憩にカードゲームをしたり、部活が休みの日に遊びに出かけたりしているから、部活をやっていなくても友達はできるよ!
娘は高校卒業後も部活の仲間と集まることがありますが、元クラスメイトとも遊びに出かけているので、部活をやっていなくても仲良しの友達はできる!とのことでした。
なので部活に入れば確かに仲間はできますが、「仲間作りだけを目的」にして無理に部活に入る必要はないと言うのが、うちの子たちの共通の意見でした。

娘も息子も部活の仲間以外の友達とも遊びに出かけています!
先輩と仲良くなれる
中学より高校の方が、部活の先輩と仲良くやっている部活が多いです。
息子も「先輩・後輩が仲の良い部活」に入ったので、先輩たちと試合帰りにご飯を食べに行ったり、大きな大会のあとにはチームメイト&マネージャーと打ち上げに出かけたりしています。

部活に入った方が先輩と知り合うきっかけは増えるね!

そうだね!部活の時間に先輩から定期テストの話や進路の話など、色々なことを教えてもらえるから助かることが多いよ。
学力に直結する身体能力を高めることができる
文部科学省による小中学校の全国都道府県学力テストの結果と体力・運動能力の調査結果を重ねると、「運動ができる子どもは勉強もできる」という傾向があることがわかっています。↓
さらに最新の脳科学の研究では、運動が脳を活性化させ、集中力や記憶力を高め、勉強のパフォーマンス向上につながることも明らかになっています。
つまり、運動と頭の良さには密接なつながりがあり、運動をすると学力もあがり、脳を鍛えると運動能力もあがるといえます。引用:マナビコ
こちらの本も参考になります。↓

そうは言っても、勉強と運動のバランスは大事です。
運動が集中力を高めてくれるのは確かなのですが、あまりにもハードな運動部に所属してしまうと、平日勉強どころではなくなってしまうので本末転倒となります。
大学受験は、早期から勉強しておかないと後々大変なことになるので、3年生の夏休み明けまで活動があるような部活なら、入部する前に勉強と両立できるのかを考えてみることが必要です。
これは私と娘の意見ですが、高校卒業後にそれなりのレベルの大学進学を目指しているのなら、厳し過ぎる部活に入ることは最初から避けておいた方が無難です。

部活が忙し過ぎて受験勉強する時間がなくなっちゃうからね。
部活が強制の高校
娘も息子も、高校1年生の間は部活に入るのが強制でした。

文武両道を掲げている進学校では、部活が強制の高校が多いんだよ。
強制だとしても部活をやりたくない子もいますよね。
そんなお子さんのための対策は以下の2つです!
活動の緩い文化部に入る
運動部だとそこそこ練習日がありますが、文化部だと探せば活動が週1程度でいい部活があります!
息子の友達も「将棋部」に入って幽霊部員をしているそうです。

月1~2回しか行ってないって言ってたよ~。
娘の高校では文化部が少なかったのですが、息子の高校では文化部がとても多くて活動も盛んなところが多いので、スポーツに興味がない生徒でも何かしらの文化部に入り、楽しく活動しています。

文化部の選択肢の多い高校っていいですね!
マネージャーをやってみる
先に書いておきますが、運動部のマネージャーは忙しいです!

なんで男子の部活だけマネージャーがいるの?ずるいよ!

ずるいって言われても…。
息子の所属するバレー部にはマネージャーが3人いるのですが、本当に気が利く子が揃っていて、練習試合で他校のチームの子が突き指をしたら、指示されなくてもサッと氷嚢を持って行くような気配りができます。
冬の寒い中、自主的に冷たい雑巾を絞ってボールをキレイに拭いてくれていたり、試合のスコア付けや試合の動画の編集をしたり、スポーツドリンクなどの買い出しに出かけたり、マネージャー目線で部員全体に試合の感想を伝えたり…。
マネージャーがやる仕事は多岐に渡ります。
息子の話を聞いて、プレーヤーしかやったことのない娘より、マネージャーをやっている学生さんたちの方が、社会に出てから重宝される人材なのかもしれないな!と思いました。

マネージャーにはいつも感謝しているよ!
ちなみに息子の通う高校では、女子の運動部にもマネージャーがいる部活はありますし、男子の部活で男子マネージャーがいる部活もあります。
男子でマネージャーをやっている子は、将来スポーツトレーナーになりたいと言っているそうです!
部活の代わりにできること
塾・予備校
部活に入らず勉強だけに集中したい生徒さんもいますよね!

その場合、入学したらすぐに塾か予備校に入ることをお勧めします!
理由は家で勉強だけの日々だと、どうしても中だるみしてしまうからです。
目標の大学が決まっているなら1年生から塾に入ってコツコツ勉強しておけば、3年生になってから慌てて受験勉強しなくて済みます。
習い事・趣味・読書
部活には入っていないけど、テニスやバトミントンなどのスポーツクラブに入っている子もいます。

美術系の大学に進学を目指していた友達は、絵画教室に通っていたよ。
読書もある程度まとまった時間がないと出来ないのでお勧めです。
本をたくさん読んでおくことで文章力や語彙力が磨かれるので、大学に入ってからレポートを書くときに確実に役に立ちます。
高校生のアルバイト
私は高校時代アルバイトをしていたのですが、当時は時給600円くらいだったこともあり、今振り返ると「無駄な時間の使い方をしたなぁ」としみじみ思います。

高校時代って一生に一度しかない貴重な時間です。
アルバイトではなく、趣味や読書、習い事や勉強などに全力を注いで欲しいです。
高校生のときに毎日1時間勉強すれば将来の年収が100万、毎日2時間勉強すれば将来の年収が200万上がると聞いていましたが、この歳になって本当だな…と気づきました。
学生のうちにしっかり勉強しておけば、高校3年間のバイト代くらいなら社会人になってからの数か月で稼いで取り返せます!

高校時代に勉強しておけば、大学生になってから時給の良いバイトに就けるんだよ!
娘は塾講師のアルバイトをしていますが、飲食店の倍くらいの時給をいただいています。
息子は今のところアルバイトに興味はない様子ですが、もしやりたいと言ったらお正月の年賀状の仕分けなど、短期間だけならOKしようかな?

残念だけどバイトが完全に禁止な高校なんだよ!
大学で初めて部活に入る人もいます!
娘は大学で運動部に入っていますが、高校時代に帰宅部だった子が何人か入部したそうです。

最初は体力的にきつそうだけど、半年もすればみんな慣れるよ~。

若さって素敵…!!
中学・高校と文化部だったけど、大学で初めて運動部に挑戦している友達も何人か知っているそうです。
新しいスポーツを始めるのに、大学生になってからでも全然遅くはありません!
最後に
息子は小学5・6年生の頃は部活でサッカーをやっていて、中学ではバスケ部に入っていましたが、どちらもレギュラーになれるほどの実力は身に付かなくても、体育の授業で基礎的な動きに困らない程度には技術が身に付いています。

部活はつまらなかったけど授業でやると不思議と楽しいんだよね~。
数年しかやらなかったスポーツでも、驚くほどルールを覚えていたり身体で動きを覚えていることもあります。
あれほど部活に入るのを嫌がっていた息子ですが、今では部活を目当てで学校に通うほど楽しくて仕方がないと言っています。
最初から「やらない」と決めつけず、気になる部活の見学だけでも行ってみませんか?

思わぬ部活との出会いがあるかもしれないよ!
高校で初めてのスポーツに挑戦してみたい学生さんへ
息子は中学の部活ですっかり自信をなくしたことで、自分に向いているスポーツは何だろうとずっと悩んでいました。そんなとき「エクササイズ遺伝子検査キット」を見つけてたので検査してみることにしました。
結果は両筋バランス型で球技に向いているとのことでした。

バレーボールに向いていると分かったから安心して入部することができたよ!
遺伝子検査するなんて大袈裟かなぁ?と最初は思っていたのですが、結果を見て息子が前向きに部活を選んでくれたので調べて本当に良かったです。
検査と言っても、自分でほほの内側(口腔粘膜)をこすり採取した検体と、同意書を専用の封筒に入れて投函するだけなので痛みは一切ありません。
早いうちに検査しておいて良かった…と思っています。