大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
先日、息子の同級生のママさんが「本人の希望で入った部活なのにサボってばかりいる」と言って怒っていました。
同級生のママさんは、学生時代はずっと厳しい部活で頑張った人だったので「部活を気軽にサボる気持ちが全く理解できない」とのことでした。
私も学生時代はずっと水泳部に所属していましたが、やはり部活をサボることはありませんでした。

昭和の時代の運動部は、顧問の先生がすっごく厳しかったので、サボりたくてもサボれませんでした!
私の学生時代は先輩、後輩の上下関係も厳しくて、掃除は後輩の役目!と決まっていたので先輩に雑巾を持たせるなんてもっての外でした。
(先輩が雑巾を持っていたら謝りながらダッシュで走って取りに行くくらい怖い存在でした)
昭和の部活事情が知りたい学生さんは「昭和 部活 厳しい」で検索してみてくださいね。
娘に昔の部活の話をしたところ、マジか…とドン引きしてましたよ(笑)
※全ての体育会系の部活が厳しかったわけではありません。
うちの娘ですが中学・高校とバレー部のキャプテンを務めていました。息子は現在高校のバレー部で副キャプテンをしています。
息子は部員数30名を超える部活に所属していますし、娘も中学時代は1学年で部員数が40名いたので、中には部活をサボる子がいたのでは?と思い話を聞いてみました。
- なぜ自分の希望で入った部活をサボるのか?
- 部活をサボる子とサボらない子の違いはあるのか?
キャプテン・副キャプテンをしている子どもたちが、部員が部活をサボることについてどう思っているのかなどをまとめます。
部活をサボる理由は?
部活をサボる理由について調べてみたところ、大きく分けて3つありました。
部活内の人間関係に疲れたから
部活内の人間関係に疲れたから
➔ 部活内に気の合う友達が出来ない、顧問の先生のやり方が合わない

親に勧められて部活を選んだ子に一番多い理由でした!
娘が中学時代の同級生(男子)の話なのですが、中学時代にバスケ部の友達関係がうまく行かず、部活をサボるようになりました。
バスケ部に入ったことを喜んでいた親に「部活を辞めたい」と言い出せなくて、数か月の間、部活が終わる時間まで家の近くの公園で時間を潰してから帰っていたそうです。

登校するとき部活バッグを持っていたよ。
季節は冬で、雪が降る日もあったとのことで…「もっと早く気付いてあげれば良かった」と親は落ち込んでいました。
部活の人間関係に悩んでいて、親に話せないでいるのならスクールカウンセラーや塾の先生など、少しでも早く信用できる大人に相談してください。
部活をサボる理由が人間関係でしたら、すぐに部活を辞めさせてOKです。
顧問の先生と合わないならもっとOKです。
本人が合わない環境に無理して身を置かせる必要はありません。
部活は学生生活の大部分を占めるので、無理して行かせると学校自体に行くのが嫌になってしまいます。(うちの息子がそうでした)
部活で活躍できないから
部活で活躍できないから
➔ 思うように上達しない、自分なりに頑張っているのにレギュラーになれない

これは息子が部活を辞めたい理由でした。
息子が所属していたバスケ部は練習がとても厳しい部活で、サボる子が多くいましたが、顧問の先生は練習の参加・不参加に関係なく試合で得点できる子をレギュラーに選んでいました。
「自分は1日もサボらず練習を頑張っているのに、サボってばかりいるチームメイトがレギュラーに選ばれているのはおかしい」
息子はそんな不満ばかり言ってましたが、ある日公式戦を見に行って、息子には出来ないプレーをして活躍しているチームメイトの姿を見て、息子はバスケ部に向いていないだけなんだと気づきました。
部活で活躍できないことを理由にサボりたい(部活を休みたい)と言っているのなら、こちらからは何も言わず、先ずはお子さんの話をじっくり聞いてあげてください。

私は息子の駄目な部分を分かっていたのですが、ただ相槌を打って話を聞いていました。
息子の場合、引退する日まで部活に行かせてた結果、バスケ部そのものが大っ嫌いになってしまいました…。
部活に行くのが面倒だから
部活に行くのが面倒だから
➔ 部活を何度かサボったことで「サボり癖」がついてしまった
部活をサボっても誰からも叱られないことで安心して、少しづつサボりがエスカレートして行くことがあります。
上に書いた息子の同級生のお子さんがこのタイプでした。

この場合は、はっきり言って「甘え」です。
部活のサボりが勉強のサボりに変わらないように、なんとなくを理由にサボり出したら早めに修正する必要があります。
同級生のお子さんは、かなり早い段階で父親にガツン!と叱られたことで、サボらず部活に行くようになりました。
部活をサボる部員に対するキャプテンの気持ち
中学・高校と部活のキャプテンをやっていた娘に「部活をサボる子」に対しての気持ちを聞いてみました。
てっきり部員にサボられるのは「迷惑」だと思っていたのですが、このような回答でした。

部活に来たくないなら来なければいいよ!
現在副キャプテンの息子にも同じ質問をしてたところ…

やる気がないなら来なくていいよ!去るもの追わずと部活で決めているからね。
2人とも、部活をサボることについては「本人の自由だから」と全く気にしておらず、むしろサボり続けるくらいなら他の部活に入った方がいいと思うよ、とドライな意見でした。
娘が所属していたバレー部、息子が現在所属しているバレー部どちらも、入部してすぐにサボり出す子は何人かいたとのことですが、最初の夏(1年生の夏)を越えられなかったそうです。

厳しい運動部だと最初の夏休みが勝負なのかな?
部活は遺伝子的にも向き不向きがあります。
息子は中学時代 口腔粘膜でスポーツ遺伝子を調べる【DNA EXERCISE】を使って向いているスポーツを調べてみましたが、バスケ、バレーと、どちらも向いているという結果でした。
てっきりバスケは向いていないと出ると思っていたのですが、遺伝子的には問題がなく性格的な問題だと言うことが分かりました。

検査をしたお陰で高校では安心してバレー部に入れたよ!
部活をサボる子とサボらない子の違い
「厳しい運動部に入っていた子は引退後の追い上げが凄い」と何度か耳にしましたが、「厳しい運動部でサボらずに頑張っていた子が部活の引退後に成績を伸ばす」が正解です。
部活を引退後に大きく成績を伸ばした子は、全力で部活に取り組んでいる子ばかりで、
部活をサボってばかりいる子で、引退してから大きく成績を伸ばした子はいませんでした。
娘の中学時代のバレー部員(1学年40名)に見事なまでに当てはまっていたので、受験が終了後に塾の先生にその話をしたところ、毎年塾生を見ているけど、部活を本気で頑張っている子ほど成績を伸ばしています、と言われました。
※これは部活をやっている子の場合です。部活を元々やっていない子より成績を伸ばすという訳ではありません。
部活をサボっても仕方がない理由
部活の練習が厳し過ぎて、家での勉強が手につかなくなってしまった娘の友達がいました。
顔色も悪く笑顔も少なくなったことに親が心配して、散々悩んだ末部活を辞めさせたところ、顔色はどんどん良くなり笑顔も戻って安心したそうです。
部活に入っていたときは、「どこの私立高校なら入れるのかな…?」と心配するくらい成績が落ちていたそうですが、部活をやめた途端成績は上がり、最終的に県内トップ3に入る高校に合格できました。
「部活を途中で辞めた生徒で成績が上がった子はいない」と言う顧問の先生もいましたが、そんなことは一切ありません。

部活をやめることで、体力に余裕が出て勉強を頑張る子は沢山います!
体力、睡眠時間、集中力など人それぞれ違います。
自分の体力に合わなくて疲れ果ててしまうような部活なら、無理せず早めに辞めて自分に合った部活に入り直すことをおすすめします。
部活を辞めたあとは本を沢山読むのもありです。
最後に
部活はそもそも任意の加入なので、やる・やらないは自由です。
嫌ならサボり癖が付く前にや辞めてしまいましょう!
部活をやめた分、勉強を頑張ったり友達と遊んだ方がよほど有意義な時間を過ごせます。
息子は中学時代に入っていたバスケ部は少しも楽しめませんでしたが、高校で入ったバレー部は練習が厳しくて休みの少なくても毎日楽しくて仕方がないと言ってます。

入る部活でこんなに変わるんだ、と驚いています!
息子のような例もあるので、全然違う部活に入り直してみるのもありです。
中学・高校生の頃って、何を始めても上達が早いんだなと感心しています。
息子の所属しているバレー部は、完全初心者で入部しても半年後には公式戦に出て大活躍している子が何人もいます。

サボろうと考える暇がなくなるくらい、楽しんで取り組めることが見つかるといいですね。