大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
娘が大学受験生のときに一番辛かったことは「1日中座りっぱなしになること」だったそうです。

肩や腰、椅子が硬いとお尻も痛くなってたよ。

椅子に座ったまま寝ている日もあったからねぇ。
座りっぱなしにならないように、軽い運動やストレッチをすると良いのは分かっているのですが、追い込みの時期に入った受験生にとって、そのようなことをやっている「心と時間の余裕」がないというのが正直なところです。
とは言え、腰痛を放置したまま悪化したら勉強に支障が出てしまいます。
今回はできるだけ時間を取らずに「座りっぱなし」の状態を楽にする方法(グッズ)を探してまとめました!
勉強に集中し過ぎて「座りっぱなし」が辛くなって来た受験生の参考になれば幸いです。
座りっぱなしが原因で起こる身体の不調とは
私は家事以外は基本座りっぱなしのブロガーです。
(1日10時間くらいはパソコンの前に座りっぱなしの状態です)

そんなに座ってるの?
ブロガーになる前は事務員をしていたので、「座りっぱなしは辛い」と言う感覚はよく分かります。
座りっぱなしが原因で起こる身体の不調
- 腰痛になる
- 足がだるくなる
- 足首が痛くなる
- 膝など関節が痛くなる
- 肩こりになる
- 肩甲骨が痛くなる
- 太ももが痛くなる
- お尻が痛くなる
- 息苦しくなる
長時間ジッと座りっぱなしだと筋肉が固まり、このような様々な不調が出ます。
娘と息子は受験期間中は主に太字の症状に悩まされていました。
ひとつひとつの初期症状は「違和感を感じる程度」なので初めはそこまで辛くはないのですが、放置していると、気がつけば病院に通う必要が出て来るほど悪化していることがあるので注意が必要です。
机のサイズが合わずに不調になることもあります
最後の「息苦しくなる」は息子が言っていることなのですが、身長が高いので(185cm~)既存の机と椅子の高さだと、どうしても前かがみになってしまうのでお腹が圧迫されて、呼吸がしづらくなるとのことです。

高校の机でもお腹が圧迫されて酸欠っぽい症状になったから、身長の高い友達と一緒に教頭先生に相談しに行ったよ。

息子の通う高校では机は全員同じサイズなので、高身長な子は長時間座るのが大変とのことです。
自宅の小学生の頃に購入した学習デスクも気づけば息子にはすっかり小さくなっていました。
大学生になってもパソコンでレポートを書いたりと机を使って勉強することがあるので、高校生になってからすぐにこちらのデスクに買い替えました。
とてもお値打ちなデスクなのに安定感が抜群で、完全にフラットなので教科書など広げたい放題で、息子はとても気に入っています。

机は値段よりサイズが合っているものを購入することが大事ですね。
何時間までなら座っていても大丈夫なの?
こちらは厚生労働省のホームページにある、座位行動について調べてある資料です。
⇒ 座位行動

こちらの資料によりますと、座位時間が長いと死亡する危険度が高いことが示されています。
それ以外にも様々な研究結果から、科学的に1時間以上座り続けていると寿命が縮むことが分かっています。
娘と息子は運動部に入って日々ハードな練習をこなしていたのに、受験生になり部活を引退した途端、座りっぱなし&運動不足の生活となりました。
動き回っていた生活から一転して、塾で長時間座りっぱなしになったことで、2人ともかなり早い段階から疲れていました。

夏期講習とか4時間以上座りっぱなしになっていたからね。

しかし今どきの受験生って座り過ぎだなぁ…と心配になります。
これは子どもたちの進路が決まったあとに気づいたことですが「受験は長期戦」です。
無理して座り続けて集中力が落ちた状態で勉強するより、少し勉強時間が減っても身体を動かして集中力を高めた状態で勉強したほうが、1年間で考えると実は効率が良いのです。
とは言え、受験生が毎日外で運動するような時間的余裕はありません。

冬は寒いしね!
授業が終わる度に立ち上がって伸びをしてみたり、自宅で勉強していて集中力が切れたな~、と思ったら家の周りを1周だけ歩いてみたり…家から近い塾だったら歩いて行くなど…
些細なことで充分なので少しだけでも身体を動かしてくださいね。
ストレッチを取り入れたい方はこちらの本がおすすめです。
一番気軽にできた座りっぱなし対策
娘が友達の家で使って、「これはいい!」と絶賛していたのは台座付きのバランスボールです。
普通のバランスボールなら家にあるよ?と言ったのですが、どうしても欲しいと頼まれたので誕生日プレゼントとして買いました。
こちらです ⇒ 座るだけで自然と背筋が伸び、コアを鍛えます。バランスボールチェア「MAROOMS(マルームズ)」
私はバランス感覚が超悪く運動することが苦手なので、バランスボールに座っているだけで滑り落ちそうになるのですが、こちらのバランスボールチェアは台座がしっかりついているので、ぽよぽよと上に座り続けることができます。

家事の合間の休憩として短時間だけ使うことが多いのですが、自然と身体を動かせるお陰なのか、腰痛・ひざ痛がとても軽くなりました。
勉強に疲れて気分を変えたいときに、マルームズに椅子を取り換えて、ぽよぽよと動きながら暗記などに取り組んでいます。
Amazonでも販売しているので、気になる方はチェックしてみてください。↓
娘の硬い椅子に座り続けることでお尻が痛くなる問題は、こちらの携帯クッションを持たせて解消しました。

小さくて持ち運びに便利だったよ!
座り過ぎて病気になることもあります!
私の友人のお子さん(男の子)は受験勉強で座りっぱなしの状態が長く続けたことで「慢性前立腺炎」になりました。
県内トップレベルの高校に通うとても優秀なお子さんなのですが、夏休み中はご飯の時間以外は自室にこもり、文字通りずっと座りっぱなしで集中して勉強していたとのことです。
9月頃から違和感を感じていて、10月に入ってから痛み増して来たと言われたので、慌てて病院に連れて行ったところ「慢性前立腺炎」と診断されました。
幸い軽症だったので、薬を飲んでストレッチなど少し身体を動かすようにして、気をつけていたら数週間で治ったとのことですが、その話を聞いて男の子は座りっぱなしに気をつけないといけないなぁ…と思いました。

うちの息子は病気になるほど座りっぱなしで勉強することはないんですけどね!
娘はギックリ腰になりました
娘は大学受験生のとき、教室の机から立ち上がってジャケットを着ようとしただけでギックリ腰になりました…。
幸い軽症で1週間ほどで治ったのですが、2月の受験期間真っ最中だったので大慌てしました。
※ギックリ腰になったのはこれが初めてでした。
一般的には、重い荷物を持ち上げる時や急に椅子から立ち上がった時などに発生しやすいのですが、近年、増加したテレワークなどの影響もあり、長時間の業務に向かない椅子や机を使用した自宅での勤務によって、ぎっくり腰の症状を訴える患者さんが増えています。 引用:ハートメディカルグループ

ストレスや寒さなどの季節要因などもあったはずですが、主にこの2つが該当したのかもしれません。
最後に
「座りっぱなしで体調不良になるほど長期的に勉強することって、受験以外でもあるのかな?」
そんなことを娘が言っていました。
- 資格取得のための勉強
- 公務員試験を受けるための勉強
- 国家資格を取るための勉強
大学生になってからも、このように何かしらに挑戦しようと決めれば猛勉強する必要がありますが、あんなに毎日切羽詰まって泣きそうになりながら苦手教科の勉強することは「受験」以外には無いのかもしれません。

そう考えると受験はとても貴重な経験でした!
年が明けて、共通テストまでカウントダウンが始まりましたね。
万全の体調で本番の日を迎えられますように、今までの努力を全て出し切ることができますように、と応援しています。