中学生にとって副教科のテストはとても大事です!!
「内申」を上げるためにも、しっかり点数を取らなければなりません。
なぜなら愛知県の公立高校の受験の際に必要となる「内申」は副教科を含めた9教科の合計で計算されるからです。
受験生に取って副教科は絶対に手を抜いてはいけないし、全力で取り組む必要があるのです!!

中学3年生のこの時期、今から英語や数学で内申を3→5に上げるのは難しいのですが、技術や家庭科で3→5に上げることは充分可能です!!
私の娘は副教科で内申合計を上げるタイプでした。
所謂「内申美人」と呼ばれる子です。
技術以外の副教科は中学3年間、常に「5」をキープしていました。
技術だけがなぜ「4」だったかは、こちらの記事に書いてあります。
今回は副教科が得意だった娘に勉強法を聞いてまとめてみました!!
「副教科は一体どのくらい勉強すればいいの?」と迷っている中学生の参考になれば幸いです。
副教科は前日だけ勉強すれば大丈夫?
副教科をテスト前日だけ、もしくは一夜漬けで勉強する子はとても多いです。
集中力のある子(記憶力のかなり良い子)なら、前日に教科書を読み込めば平均点以上取れることもあります。
でも大抵の子は一夜漬けで頑張っても、いざテストが始まるとせっかく覚えたことを半分も思い出せなかったりして、せっかく一晩寝ずに勉強を頑張ったのに結局平均点しか取ることができなかったりします。
私の体験上、一夜漬けで勉強することは本当におすすめしません!!

なぜなら勉強したことを記憶に完全に定着させる為には、前日に暗記するだけじゃ駄目だからです!!
そもそも副教科は暗記教科です。
満点を狙う子なら「美術なら作者名」「体育ならバレーボールで使用するコートの幅」など…

教科書に載っているかなり細かい数字まで覚える必要があるんだよ!!
細かいところまで暗記する必要があるため、どんなに記憶力がある子でも前日勉強したたけで満点を取るのは難しいのです。
一夜漬けの勉強が駄目な理由
エビングハウスの忘却曲線ってご存じですか?
中期記憶(長期記憶)の忘却を表す曲線ですが、新しいことを覚えた後の節約率は以下の通りとなっています。
20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この忘却曲線を見ると、「漢字を100問覚えても1日後には66問忘れてしまうんだ…」
って思いますが、実はそうじゃないんです。

「節約率」ってご存じですか?
節約率とは以下の通りになります。
簡単に説明します!!
- 初見の英単語を覚えるのに「100秒」かかったとします。
- 20分後にもう一度同じ英単語を覚えなおせば「42秒」で覚えることができる
- 1時間後なら、同じ英単語を56秒で覚えることが出来る
- 約9時間後なら、同じ英単語を65秒で覚えることが出来る
節約率とはエビングハウスの忘却曲線から、このように計算することが出来るんです。

もう一度覚えなおすなら、早くやればやるほど暗記の時間は短くなっていくんです!!
とは言え、覚えた英単語を20分後にもう一度覚え直すのは時間的にも難しいですよね。
中学生は定期テストのために沢山の教科を勉強しなければならないので、覚えたことを復習するのは次の日か、下手するとテスト前日になることもあります。
でも、せっかくだから暗記するタイミングを次のテストから変えてみませんか?
なぜなら、もう一度覚えなおす労力(時間)が短いうちに、何度も復習を繰り返す方が結果的に楽に覚えられるからです!!

もちろん、これは全ての教科の勉強に当てはまります!!
一週間前に暗記教科の勉強を始めてテスト当日までに何度も復習を繰り返すことで、覚えたことの定着率はグン!!と上がります!
英語や数学のように「積み上げの教科」ではない副教科でも、何日もかけて繰り返し暗記することによって100点に近づけることができるんです。

理屈は分かったけど、全教科勉強しなくちゃいけないから何度も繰り返し暗記をする時間が取れないんだよね~
そんな学生の皆さんのために、娘の副教科の勉強法を下にまとめますね!!
副教科の勉強を始めるタイミング
娘の副教科の勉強法です。
- テスト一週間前に教科書(プリント)の隅々まで覚えます。
- テスト前日にもう一度復習します。
- そして当日の朝、教科書を一通り読み返してから登校します。

暗記を定着させる為に最低でも3回は覚えなおしてるよ!!
学年トップの成績の娘の友達も、「テスト当日までに最低でも2回は副教科の勉強する時間を作る」と言っていました。
お友達も副教科の勉強を前日までに2回行った上で、テスト当日の朝は早起きして、教科書をもう一度読んでから登校するそうです。

一緒に勉強したら、教科書の隅々の細か~いところまで覚えていてさすがだ~!!って感心したよ!!
学年トップのお友達も、副教科にはかなりの時間をかけていたことが分かりました。
繰り返しますが、副教科の勉強は
- テスト一週間前までに教科書(プリント)の隅々まで覚える
- テスト前日にもう一度復習する
- テスト当日の朝、教科書を読んでから登校する

最低でもこの3回勉強することが大事です!!
テスト前だからこそ睡眠を取りましょう
受験生に対して、親が出来ることは「体調管理」くらいです。
息子が今通っている塾の先生から言われた言葉です。↓

中学生は夜12時を過ぎたら勉強しても頭に入りませんから、次の日のためにも電気を消して寝かせて下さいね!!
先生の言葉通り、我が家では12時になると強制的に部屋の電気が消されるシステムになっています(笑)
もちろん徹夜は許されないので、子どもたちは「早くしないと12時になっちゃう!!」と、慌てて勉強しています。
「締め切り効果」で逆に集中して勉強できている様子です。
睡眠リズムは一度崩れるともとの状態に直すのに一週間かかるそうなので、規則正しい生活を心掛けています。

テストは3日間あるから睡眠はしっかり取らないとね!!
最後に
「家庭科や体育なら一回教科書を見れば大丈夫!!」
そんなことを言いながら、謎の自信を持ってほとんど勉強せずにテストに挑む子がいます。

本当に大丈夫!?
実はうちの息子がそのタイプでした。
ほとんど勉強せずに音楽のテストを受けた結果、10点代を取ったことがあります。
音楽のテストって音譜の読み方や作者の名前など、覚えることが多い上にテストを作る先生の個人的な問題が出されたり…と実はかなり難しいので、ノー勉で挑めば10点を取っても当たり前なのです。
この点数を見て、私より娘の方が怒ってました。

音楽は勉強しないと点数が取れないって何度も言ったでしょ!!
息子が10点代だった音楽のテストですが、勉強しなかった友達は同じ様に10点代を取り…
しっかり勉強した友達は90点代が取れていて、と点数が完全に二極化されていたそうです。
娘に滅茶苦茶叱られた息子はというと、

反省して副教科もちゃんと勉強するようになったよ~!!

当たり前でしょ!!
副教科は勉強をやるか・やらないかだけでかなり差がつきます。

やらない選択はありません!!
満点を目指せる教科なので、前日ではなく出来るだけ早めに勉強に取り掛かりましょう。
おすすめ参考書
副教科が何から勉強したら分からない人や深く理解したい人におすすめです。

子どもたちがずっとお世話になっている教材です!!
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