大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘が中学3年生の時の担任の先生は、娘の進路にとても理解を示してくれました。
1学期で内申を落としても、
「2学期で挽回出来るように頑張ろう!!内申はひとつでも上げればお守りになるからね」
と笑顔で言って励ましてくれました。
そして2学期の内申が決まり、娘が聞きに行った時には
「内申が上がる要素しかなかったよ!!頑張ったね!!」と言って褒めてくれました。

基本的に通知表を渡されるまで内申の発表はありませんが、私立高校の受験校を決めるためにも、おおよその内申は前もって教えて貰えました!!
先生は娘の志望校の推薦基準を調べておいてくれたり、その高校の推薦が決まった日もすぐに電話をかけて来てくれたり…受験期間を通して本当にお世話になりました。
そんな、比較的順調に受験を終わらせることが出来た娘と真逆だったのが息子です。
1学期の進路希望調査に書いた進路は担任の先生にことごとく反対され…

内申が足りなかったから反対されても仕方ない状況でしたが、悲しくなりました…
一番困ったのは、2学期の三者懇談では行きたくもない私立高校の推薦を勧められたことです。
志望している高校の希望にダメ出しされるだけでなく、行きたない高校を勧められるって何なの?と腹が立ちました。
今、うちの息子のように1学期の懇談会で志望校を反対され、腹を立てている方もいるのではないでしょうか?
志望校の決め方は、各家庭で違いますが…
今回は先生の反対を受けまくっていたうちの息子が、一体どのようにして志望校を決め受験したのかをまとめます。
担任の先生とうまくいかない、と悩んでいる受験生の参考になれば幸いです。
志望校のダメ出しをされた息子
私立高校の志望校の場合
愛知県は私立高校が3校受けられるのですが、大抵の子は2校までしか受けません。

なぜなら3日連続の試験は体力・精神力的に大変だからです!!
ただ、息子は3校受けることにしてなんとか担任の先生からチャレンジ校を受験する「許可」をもらいました。
3校中、2校は滑り止め校にして1校だけチャレンジ校です。
実は、このチャレンジ校に行きたがっていた息子でしたが、結果は残念ながら不合格でした。
幸い滑り止め校は2校とも合格できました。↓
公立高校の志望校の場合
愛知県は公立高校は2校受験することができます。
ただ、2校とも担任の先生からはダメ出しされていました。

2校とも落ちると言われました!!
息子と話し合ったのですが、これ以上高校のレベルは下げたくないとのこと。
先生との話し合いの末、最終的には私が頭を下げて1校だけどうにか受けさせて貰えることになりました。
息子は話し合いが終わった帰り道、車の中で「お母さんが頭を下げる必要は無いのに…」と言ったあと黙り込んでました。
そしてその日の帰宅後から、塾の自習室にラストの時間まで行くようになりました。
上の子の経験があったからこそ分かったこと
息子が最初の子だったら、間違いなく最初の段階で先生との話し合いに負けて、私立高校の推薦を貰っていたと思います。

私は娘の受験を経験していたので少々強気に断ることができました!!
ただ、内申はとても低い息子でしたが、模試の成績は毎回とても良く…
私立高校のチャレンジ校の過去問でも8~9割の問題が解けていたので、一般受験で頑張ることに決めました。
後悔していること
公立高校を2校受験しなかったことは今でも後悔しています。

やらずに後悔するのが一番辛いですね…
私立高校のチャレンジ校は、不合格でしたけどやり切った感はありましたし、受験したことを後悔していまん。
息子のお友達の志望校は…
行きたい公立高校があったA君
ずっと行きたがっていた公立高校の受験が出来なかったA君の話はこちらに書いてあります。↓
A君の後日談になります。
夏休み中、息子はA君と遊びましたが、今通っている高校の愚痴をずっと言っていたそうです。

家から遠いし校則は厳しいし、高校は友達といる時しか楽しくないんだって!!
やはり親に勧められて推薦入学を決めたそうです。
A君は勉強面でも厳しい高校に進学したと聞いたので、今は勉強を頑張って次こそは「本当に行きたい大学」に進学して欲しいです。
内申が低すぎて志望校(公立高校)にダメ出しされたB君
息子同様、内申が低すぎると言う理由で、第一志望の公立高校の入学をダメ出しされたB君でしたが、先生の反対を押し切って受験しました。
その高校を受けるには内申が「10」近く足りませんでしたが、当日点を110点中104点取って見事合格しました!!

点数だけなら県内トップ校に合格できたよ!!
ちなみにB君は三人兄弟の末っ子です。
後日お母さんに話を聞いたところ、私と一緒で(笑)かなり強気な態度で志望校を押し切ったとのことでした。
お兄さんたちも内申が低くて当日点は取れるタイプだったので、志望校決めをする際は先生と揉めて大変だったそうです。
内申が低すぎて志望校(私立高校)にダメ出しされたC君
C君はとても頭の良い子で、それほど勉強しなくても定期テストは常に一桁順位を取っていました。
ただ、授業態度の悪さと提出物を全然出さないことから内申はとても低く…

息子より内申が低いと聞いて驚きましたっ…!!

驚くとこ、そこ!?
C君は県内トップクラスの私立高校の進学を希望していたのですが、担任の先生に認めてもらえませんでした。
「説得するのも面倒だったから強硬手段に出た」とのことで、Web出願で勝手に受験の申し込みをした後に、先生に「必要書類を提出したいのでお願いします」と伝えたそうです。
先生も申し込み後に言われたので渋々、必要書類を用意してくれたとのことでした。

Web出願できる私立高校ならではの荒業ですね!!
C君は私立高校に合格して、元気に通っています。
息子曰く、C君は一回教科書を読むだけで全部覚えられるそうで羨ましい限りです。
私立高校のトップ校に入学しても、相変わらず成績は良いそうで…
「クラスメイトがなぜ休憩中に必死で勉強しているのか分からない」
と言っていました。
何故かうちの息子ととても仲が良く、夏休み中に会った時も勉強を教えてくれていました。

C君の説明はすっごく分かりやすいんだよ!!
行きたい高校があるのなら
お子さん自身が行きたい高校がはっきり決まっている状態で、その高校について自ら調べまくるくらいの熱意があるのなら、多少内申が足りなくても私なら受験させます。
上にも書きましたが、受験せずに行けなかった後悔より、受験して落ちた方が後悔しないことが分かったからです。
そう言えば娘が大学受験する前にも同じようなことを言ってました。

後悔したくないからダメ元でも受験させてね!!
最後に
愛知県内の高校受験は、近年私立人気に傾いているように感じます。
「少しでも安全な受験をさせたい」一心で先生方は私立高校の推薦を勧めて来ますし、その気持ちもよく分かります。
ただ、どうしても行きたい高校があるのなら、先生に対して強気な態度で断る勇気も必要です。
親の方が先に諦めることなく、受験を頑張りたい!!と思っている子どもの背中をグッと押してあげて下さい。
三者懇談前日は、毎回眠れなくなるほど憂鬱でしたが…
受験が終わったあと息子は先生から「おめでとう!!」と書いてある手紙を貰って来たので、良い思い出として終わらせることができました。

中学卒業したら二度と会うことはありませんしね!!
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