大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
娘が通っていた高校では、教員採用試験に7回落ちて8回目にようやく合格し、ようやく教師になれた先生がいました。

県内の私立大学出身の先生で、授業はとても分かりやすかったよ!!
さて今年度の息子の担任の先生ですが、2浪して国立大学の教育学部に入学し、教員採用試験に6回落ちて7回目にようやく合格できたとのことです。
国立大学の教育学部を卒業しても、教員採用試験に合格するまで7年かかった先生でしたが、息子の個別進路指導の日にとても為になるアドバイスをしてくれました。
先生のアドバイスがとても的確で、志望校選びの参考になる内容だったのでまとめます。

いくつかの志望校で悩んでいる受験生の参考になれば幸いです!!
教員採用試験に6回落ちた担任の先生
娘の通っていた高校の先生は7回落ちて、息子の担任の先生は6回落ちた「高校教員採用試験」ってそんなに難しいのか、それとも倍率が高いのか…?
教員採用試験の倍率は、小学校、中学校、高校と上がって行くと以前聞いたことがあります。

小学校は6学年あるから採用人数も多い分、倍率が低くなるのかな?
それでも今の時代、教員不足だと騒がれています。
他県で不足しているのかもしれませんが、取り合えず愛知県内の教員不足について調べてみることにしました。
教員不足のウソと本当
教師不足が深刻化…なんてニュースを何度も耳にしたことがありますが、高校教師はどうなんだろう?と気になって調べてみたところ、このような記事がありました。↓
高等学校教員採用試験の採用倍率は、年々低下傾向にあります。
しかし、2021年度の高校教師全体の倍率を見ても6.1倍と、依然として、高めの倍率を維持しています。また既卒者の受験も多く、新卒ストレートで採用されることは、決して簡単ではありません。また、教員採用試験は年に1回しか行われず、併願が可能な民間企業と比べて教師への道は狭いです。
引用:キャリアガーデン

めっちゃ倍率高くない?
愛知県の高校教師の倍率は一体どのくらいなんだろう?と調べてみたところ、令和5(2023)年度の志願者数は7.9倍となっていました。
→ 令和5年度(2023 年度)採用愛知県公立学校教員採用選考試験の志願状況について
娘が通っていた高校も、息子が通う高校も、専門教科の先生は学校に1人ずつしかいませんでしたので、尚更倍率が高かったはずです。

しかも、息子が通う高校は名古屋市立なので県立より数が少ないので、専門教科の採用が無い年もあるよね?
教員採用試験は単願一発勝負なので7年かかるのも当たり前だな、と思いました。
先生から志望校についてのアドバイス

さて、ここから本題です。
息子は高校2年生になり、先日、担任の先生と2人で進路面談が行われました。
大事なのは大学名ではない
担任の先生は、国立大学の教育学部に2浪して入りました。
「この国立大学に入れば教員の道は確保されたも同然だ」と考えていたそうですが、実際のところ採用試験に合格するまで7回も試験を受けることになりました。
県内の私立学に現役で進学して、最初の教員試験で合格した友達を見て、大事なのは「大学名」では無かったと気づいたそうです。

世間体を気にして大学名で選んだけど、本当に大切なのは「大学で何をしたのか・何を学んだのか」だって言ってたよ。
学びたいことを一番に考える
担任の先生は息子に「大学名ではなく自分が本当に学びたい学部で選んだ方がいいよ」と言っていたそうです。
そして「同じ名前の学部でも微妙に学ぶ内容が違うことがあるから気を付けてね」とのことでした。
これは本当に先生の言う通りです。

私も娘の大学選びのときに学部・学科が同じ名前であっても、大学によって学べる内容が少しづつ違うことに気づきました!!

入学してから「全く興味の無いはずの学部・学科の方が、自分が学びたいことが沢山あった」と言っていた友達もいたから気を付けてね!!
理系の息子に対するアドバイス
理系の大学に進学希望の息子に対する担任の先生からのアドバイスは以下の通りでした。
- 理系の大学を卒業して、技術職・専門職に就きたいのなら、資格取得が必要となる
- 職業によっては特定の資格が必要な場合があるから、今から調べておくこと
- コンピューター系の学部に進みたいのなら、オープンキャンパスに行って、どのような設備があるのか自分の目で見て調べておくこと
先生自身は文系学部だったので、大学で購入した教科書を読んで順番に勉強して行けば理解できたけど、理系学部は高校数学が理解できていることが前提として授業が進むから、今のうちから数学の勉強をしっかり頑張っておきなさいね!とアドバイスされたそうです。
息子は英語が得意教科なのですが、英語は理系でも文系でも必須なので更に上の資格を目指して勉強しておくといいよ、とのことでした。
英語だけは得意な息子の勉強法はこちらです。↓
中学生の息子の英語力が驚くほど上がった方法【マインクラフト】
前回の定期テストの長文読解は、学年で息子1人だけが完ぺきに答えられていたとのことで…
先生からも英語のセンスがある!と褒めてもらえたそうです。

私もマイクラをやっておくべきだったかな…。

英語だけに勉強が全振りすることになるけどね…。
最後に
「私のように無駄な遠回りをして欲しくないから、大学のことは今からしっかり考えて調べておいてね」と担任の先生は言っていたそうですが、ひとつひとつが本当に為になるアドバイスでした。
息子は去年の夏休みに、友達に誘われてオープンキャンパスに出かけていましたが、図書館の大きさに驚いたり学食のメニューを見ただけで、設備などは全然見ていなかったとのことでした。

交通費を使って学食を見に行ったの…?

今年のうちにもう一度行って、設備の確認とどんな研究が出来るのか質問してくるよ~!!
娘の通っている大学にも気になる学部があるとのことで、こちらは娘が付き添って案内してくれることになったので安心しました…。

娘とは全く違う学部ですが、娘と息子が同じ大学に通ったら面白そうだなと思いました!!
賛否両論分かれる本ですが、私は読んで良かったです!!