大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
息子は中学3年生の担任の先生から全く行くつもりのない私立高校の推薦を受けるようにと勧められていました。
息子 → 行きたい私立高校があるけど内申が全然足りなくて推薦がもらえない
先生 → 勉強のやる気がなさそうなので、2学期の内申で申請できる私立高校の推薦を取らせたい
「行きたい私立高校がある」と口では言いながら、必死で勉強することがなかった息子を見ていると、担任の先生の勧める私立高校にサッサと決めてしまった方がいいのかも…と心が揺らぎました。

私が推薦をもらおうと息子に提案すれば即OKしたんじゃないかな?
私が推薦をもらうことを思いとどまったのは、大学受験生だった娘にこう言われたからです。
「行きたくない私立高校の推薦をもらうことに何の意味があるの?」
この一言で、目の前のモヤが一気に晴れたような気分になりました。
その後、三者懇談で担任の先生から「推薦で決まれば楽できますよ」と言われたのですが、息子はその言葉に疑問を感じたそうで「一般入試で頑張りたい」とようやく受験勉強を頑張る決心をしました。
息子と同じように、担任の先生から行きたくない高校を勧められて困っている受験生はいますよね。
今回は、私と息子が担任の先生から勧められた私立高校をどうやって断ったのかまとめます。
私立高校の推薦を決める前に気を付けること
愛知県の私立高校の入試では、中学校からの推薦がもらえれば合格がほぼ確約されるので、先の見えない一般入試で勝負させるより安心だな…と考えてしまう気持ちはよく分かります。

私も推薦をもらって早く安心したい!と何度も思いました。
夏休みに部活を引退するまではあまり実感がないのですが、10月、11月と年末に近づくにつれて受験が現実味を帯び、早く進学先を決めてしまいたいと言う焦りが生まれます。
ここでひとつ気を付けて欲しいのは、中学の先生は「話すプロ」だと言う事です。

こちらの焦りを見抜いて、言葉巧みに私立高校の推薦を持ちかける先生もいます。
息子の担任の先生は「一般入試では絶対に入れないレベルの高校」だと何度も説明され、高校のパンフレットを見せられ、推薦の希望書にサインをするように既に用紙もスタンバイされていました。
先生の勢いに負けて子どもにサインさせてしまった保護者もいたのではないでしょうか?

実際、息子のクラスでは半分以上の生徒が私立高校の推薦をもらっていました。
行きたくない私立高校の推薦を断るためにした行動
私立高校の推薦を持ち掛けられたのは中間テストが終わった後の三者面談でした。
息子と志望校の最後の確認をしました
先生が進めて来る私立高校についてどう思っているのか、息子に話を聞いてみました。

息子が行きたい私立高校だと言うのなら推薦の話を受けるつもりでした。
息子は「行きたい私立高校ではないけど、一般入試を受けて合格できる高校があるか不安」だと言っていたので、以下の話を伝えました。
- 一般入試を受ける受験生は全員同じ不安を抱えていること
- 行きたくない私立高校の推薦をもらっても必ず後悔する日が来ること
行きたい高校があるなら一般入試を受けてみて欲しいと伝えたところ、息子も「一般受験で頑張る」と決意を新たにしてくれました。
推薦の断り方
「本人が一般入試で頑張りたいと言っているので推薦の話は無かったことにして下さい」と伝えました。

断り方と言っても、ひたすら先生に頭を下げただけです。
担任の先生からは「ここで推薦を断ると入れる高校はない」的な話を延々とされました。
その後、息子は学校で先生から「塾で何か言われたの?」と聞かれたり、考え直すようにと家に電話がかかって来たりもしました。
「受けた高校に全て落ちてしまっても構わないので、息子に一般入試を受けさせてやって下さい」と頭を何度も下げ、確実に合格できる私立高校を受けることを条件に渋々了承してもらいました。
断る際に絶対にやってはいけない行動とは?
担任の先生との進路の話し合いでかなり疲れていたので、夫が「代わりに三者懇談に行こうか?」と言ってくれました。
でも夫は先生とケンカしそうな雰囲気があったので断りました。
夏休み前の三者面談で、息子のクラスメイトのお母さんが先生とケンカした結果、私立高校の推薦の話が来なかったことを聞いていました。

内申がやたら低く付けられていたことに抗議した結果ケンカになったそうです。
うちの息子も内申ではかなり納得行かない部分が多々ありました。
テストの点数が同じでも、内申5が付いている子に対して、息子は3しか付いていないことが何度もありました。
ただ、どんなに納得行かなくても、担任の先生とケンカして良いことはひとつもありません。
ケンカして親がスッキリしたところで困るのは毎日のように顔を合わせる息子です。
先生に媚びるつもりは全くありませんでしたが、子どもの進路のために頭を下げ続ける姿勢を取ったことについて後悔はしていません。
人が成長するのは「辛いとき」と言われています
担任の先生から「推薦で決まれば楽できますよ」と言われていた息子でしたが、一般入試で挑んだ第一志望の私立高校に不合格となりました。
公立高校の志望校決めでも、再び担任の先生からダメ出しされました。

絶対に合格できませんと何度も言われました。
私は「不合格になっても構わないので受けさせてやって下さい」と頭を下げましたが、精神的な疲れがピークに達していたので少しだけ泣いてしまいました。
(娘の大学受験と重なっていたので2月はかなり疲れてました)
私が泣きながら頭を下げる姿を見て、息子は帰り道「母さんが頭を下げる必要なんてないんだよ…」と言っていましたが、その日の帰宅後から毎日塾の自習室にこもって人生初の猛勉強を始めました。
人が成長するのは「辛いとき」と言われてますが、本当にその通りだと思います。

公立高校の受験が終わったあと、息子は一気に大人びた顔つきになりました。
息子の高校受験の結果の記事はコチラです。
最後に
うちの息子ほど、担任の先生から志望校についてダメ出しされる子は少ないと思います!!
多少反対されたくらいなら、泣きながら頭を下げるなんてことはまずありませんからご安心下さい。

ただ志望校のダメ出しよりも、親切心から私立高校の推薦を勧めてくるのだけは困りました。
何で断るんだ?と言う顔をされましたから…。
上にも書いた通り、推薦を断り志望校を了承してもらうために、私はひたすら頭を下げ続けただけでしたが、最近になって息子から「感謝している」と言われました。

その言葉が出るくらいに高校生活が充実しているってことかな!!
息子の担任史上一番厄介な先生でしたが、その先生の母校である公立高校に息子が通っているのは何かの縁を感じています…。

縁なんか感じたくないよ~!!
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。

なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです!
家計が苦しい中で努力を重ねているお子さんなら、スタディサプリだけで公立高校の上位校に入ることが可能です。
実際、塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がって当日点も8割を超えて取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することだと息子は言っています。

都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
自分から学習する習慣があるお子さんにとって「もっともコストパフォーマンスが高い教材」なので、少しでも興味のある方は、14日間の無料体験から始めてみてくださいね。