大学一年生の娘と高校一年生の息子がいます。
娘の高校受験の時は、公立高校に進学を希望する子が多かったのですが、息子の高校受験の時は私立高校の進学希望者の方が多くいました。

2020年度から愛知県では私立高校の授業料の軽減補助を受けられる世帯が拡大されたからです!
授業料が実質無料になるにに加えて、入学金の補助額も上がりました。
詳しくはコチラに書かれています。
入学金、授業料が実質無料になるなら私立高校でもいいかも…と我が家でも一瞬考えたくらいですから私立高校に人気が集まるのは納得でした。

一瞬だけしか考えなかったの?
娘の代は、公立高校に落ちると私立高校に行く子が多く…
最終的に私立高校に進学が決まった子の割合は学年全体の4割程度でした。
ところが息子の学年は推薦希望者だけですでに5割いたそうです。

推薦なら早く進路が決まるしね!!

そうだねぇ。最終的には6割近い子が私立高校に行ったのかな?
私立高校の私立推薦希望者の増加に伴い、公立高校の倍率が軒並み下がったのは我が家にとって朗報でした。
なぜなら息子は公立高校の一般受験組だったからです。

これだけ倍率が下がれば合格できるかも!!
息子と同じように倍率が低いことを「チャンス」と考える子は多いと思います。

去年までの倍率なら入れない高校でも、ギリギリ入れるかもしれませんから!!
ただ、倍率が低いから…と挑戦してみて運よく入れてしまうと入学後、大変なことになります。
一体どんなことが大変なの?と疑問に思う受験生のために「大変な理由」をまとめます。
倍率が低くても…
入学後、一番大変な思いをするのは内申美人で倍率の低い高校に入学した子だと思います。
我が家の内申美人の娘の入学後の話はこちらです。↓

内申美人の娘は、入学後1週間で授業について行けなくなりました…
受験前、息子が娘に志望校の相談をしてました。

○○高校の倍率が定員割れしそうなくらい低いから受けてみるべきかな?

○○高校はすっごく勉強に厳しい進学校だよ。運よく入れても絶対に授業について行けなくなるよ!!
高校に入学後、授業について行けなくて猛勉強していた娘の姿を息子は見ていたので納得してました。
娘は続けて言いました。

どんなに低倍率で入りやすくても高校の本質は変わらないんだよ!!
憧れの高校に入学できるなら、学年最下位の成績でもいい!!
そう考える生徒さんもいるかもしれません。
ただ、学年最下位になるって想像以上に辛いです。
- 授業について行けない
- 先生にあてられても自分だけ答えられない
- テストは常に赤点との戦い
そんな学校生活は全然楽しくありません。
いくら倍率が低くても、あまりにも分不相応な高校を受験するのは娘は勧めないと娘はアドバイスしていました。
高校の本質とは?
娘の言う「高校の本質」は校風のことでした。

勉強に厳しい高校は、倍率が下がっても勉強に厳しいままってことだよ~
倍率が下がれば入学する学生さんの偏差値は下がる傾向にあります。
ただ、どれだけ偏差値の低い子が入学できたとしても、大学進学を目指すための「進学校」であることは変わりません。
勉強する意欲の薄い息子が「今年なら入れるかも?」と言う理由だけで、勉強に厳しい進学校を受ければ入学後は大変なことになります。
息子の無謀な挑戦を全力で止めた娘は弟想いだな…と思いました。

高校は進級できずに退学する子もいますからね!
最後に
我が子には少しでも偏差値の高い高校に入学して欲しいと思う気持ちは当たり前です。
倍率が低いなら尚更チャンス!!と私も思いました。
でも娘の話を聞いて
- 入学後、ちゃんと勉強について行けるのか
- 校風や生徒の雰囲気は合っているのか
を改めて考えるようになりました。
あまり倍率にとらわれ過ぎずに志望校を決めたいですね!!

たまたま低ければラッキーですよね!!
最終的な「願書締め切り時の倍率」の発表は、毎年2月20日辺りです。
あまりに倍率が高いと驚いて他校に移動する子も多くいるので、途中経過の倍率は参考程度に考えて下さいね。
最後の最後に倍率が上がる高校、下がる高校があります!!
ちなみに締め切った後に倍率に驚いて志望校を変更を希望する子が毎年学年に1人はいるそうです…。

愛知県全体では60人程度、締め切り後に変更しています…
「締め切り後の倍率の発表」から志願変更をできる期間が終了するまで数日しかありません。
中学の先生からも、「入学願書受付締め切り後の変更はできるだけやらないで下さい」と言われました。

変更の手続きはかなり大変なんだって!

めったに無いことだから余計に大変だろうね!
愛知県の公立高校の受験では、2023年度から学力検査一回で二校分の合否が判定されるようになることが決定しています。

受験が楽になるね!!
志望校に迷う子も増えるかな?
ちなみに我が家の子どもたちはどちらも公立高校は一校しか受験しませんでした。

受けたい高校が一校しか無かったの!!
久しぶりに読み返したらとても良い内容で、息子にも読ませました!

30分だけゲームの時間を削ればいいんですよね!
息子は中学一年生からスタディサプリのお世話になっています。

ベーシックコースに入ってるよ!!
娘も大学受験時には合格特訓コースでお世話になりました。
一年単位で契約しているのですが、絶対解約しないでね!と二人から念を押されるくらい大活躍してました!!