大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
ふたりは現在、第二志望の大学と高校に通っています。
タイトルにした「落ちた高校に対していつまで未練が残るのか?」ですが…息子の場合、口には出さなくても落ちた高校の制服を着た生徒さんが通りかかると、無意識に目で追っていることがありました。
微妙な表情で生徒さんを見ている息子に対して「もう少し勉強を頑張っておけば、あの制服を着てあの高校に通えていたのかもしれない」なんてと考えているのかな?と思う日もありました。
そんな息子とは反対に、娘は第一志望だった大学に全く未練がなく、入学して直ぐ「今の大学に入学できて良かった!!」と笑顔で言ってました。

それぞれ本気で行きたいと思っていた第一志望校に落ちたのは一緒なのに、何でこんなに違うんだろう?
第一志望の大学にずっと執着していた娘の方が、気持ちの切り替えが早かったのも不思議でした。
受験後1年経ったので、そろそろ良い頃かな?と思い、娘と息子の第一志望校に対する今の気持ちを聞いてみました!!
結論としては2人とも1年経った今は第一志望校に対して全く未練はない、とのことでした。
この春から第二志望の学校に通うことになった生徒さんで、まだ気持ちの整理がついてない方もいるかと思います。
「ここは通いたい学校では無かった」今はそんな気持ちでいっぱいになりながら通学していている方でも、必ず楽しく過ごせるようになるのでご安心下さいね。
今回は第一志望校に落ちた子どもたちの気持ちの変化についてまとめます。
第一志望校に落ちて未練があった期間は?
第一志望校に落ちた時、娘も息子も泣いていました。
娘は高校入学後すぐから大学受験を意識して勉強を頑張って来たので、「浪人したい」と言い出すかなと思い「もう一年頑張ろう」と言えるように心の準備はしていました。
結果、すんなりと滑り止めにしていた私立大学に進学することになりました。
息子は正直なところそこまで受験勉強を頑張っていなかったので、目を赤くして悔しがっていたのが意外でした。
高校受験失敗が息子の人生の中で一番大きな「失敗」だったからかもしれません。
息子が第一志望校に対して未練を持っていたのはなぜか?
不合格になった日は「中学2年生の頃から内申を上げるための努力をしていたら合格できたかもしれない」とずっと考えていたそうです。
第一志望校に落ちたことは悔しかったけど、それ以上に勉強を頑張れなかった自分に対しての未練が今通っている高校に入学するまであったと言ってました。

高校に入学して友達ができたら毎日楽しくて全く未練はなくなったけどね。
制服を着た生徒を目で追ってしまうのは本当に無意識だったとのことで、1年経った今では第一志望の高校を受験したことが遠い昔に感じるくらいだと言っていました。
第一志望校に対して全く未練がなかった娘
指に出来たペンだこが真っ赤に腫れ上がるほど勉強を頑張っていた娘でしたが、第一志望の国立大学には不合格となりました。
後期試験まで挑んだ上の不合格だったので、泣いている娘に「浪人を考えてもいいんだよ」と伝えましたが、
「後期まで応援してくれてありがとう。結果を出せなくてごめんね。私立大学の入学手続きをお願いします」と頭を下げられ、娘の受験は終了しました。
次の日には塾講師のバイトの面接に出かけ、同じ大学に進学する友達と下見に出かけ、大学に着て行く服がない!!と大騒ぎをして買い物に連れて行かれ…、毎日笑顔で過ごしていて落ち込んでいる様子は一切ありませんでした。
これは大学2年生になった娘が言っていたセリフです。↓

これ以上できないくらい受験勉強を頑張ったから、第一志望の大学に落ちた時も「これが私の実力だ」ってすぐに納得することができたの。浪人しても結果は変わらなかったと思うよ。
落ち着いて勉強できる環境が与えられていたこと、浪人の選択肢も出してもらえたことに対して、「自分は本当に恵まれている」とニコニコしながら言っていました。

我が娘ながらいい子だな~!!と思いました。(親バカ)
実は娘の場合、A判定だった私立大学に落ちたことが今でも悔しくて未練になっているそうです。↓

あんな大学受けるんじゃなかった!!と今でも言っています…。
親が未練を残してました!!
- 担任の先生に止められて諦めた高校を受験させたら合格していたのかも…
- 最後まで迷っていたもう1校の国立大学の方なら合格最低点を超えていたのに…
実は5月に入るまで子どもたちの受験に対してそんな未練を残していましたが、新学期が始まり、部活に入り、毎日学校であった出来事を楽しそうに話してくれる2人の姿を見ていたら自然と忘れることができました。
子どもたちの方が切り替えが早く、親の方が長く未練を感じていたと言う結果となりました。

今は全く未練がありません!!子どもが楽しく過ごしてくれている今の学校が一番です。
第二志望校に入学後の気持ち
息子は当日点を取ることで入学できた第二志望の高校だったので、「入学後は良い成績を取れるかな?」と期待していたのですが、1年後の今はクラスでど真ん中の成績に落ち着いています。

テスト勉強はかなり真面目に頑張ってるけどど真ん中です…。
進学校では多少偏差値のレベルを落として入学しても上位の成績を取るのは難しい、と言うのが息子が高校に入学してから学んだことです。

あまりガツガツ勉強したくないから、って2つくらいレベルを落として入学して来た話は普通に聞くからね~。
成績上位者がもらえる「推薦」目当てでレベルを下げて入学する子も一定数いるので、本当に上位の成績を取りたかったら2ランクぐらい下げた高校に進学するのが正解かもしれません。
娘の友達でギリギリの成績で高校に入学した子が3人いましたが、全員が授業について行くのが精一杯で3年間が終わってしまったので、入学後余裕を持って過ごしたいのなら多少の成績の余裕がある高校を選ぶことをおすすめします。
最後に
志望校を学力不足などで変えられて受験できなかった子が「受験していたら受かっていたかもしれない」と未練を残すパターンはよくあるそうです。

私も息子の高校受験でしばらくモヤモヤと未練を残しました。
ただ、息子は受験したい高校は全て受けたので受験校に対して未練は全くないとのことです。
息子の高校受験を通して「落ちた高校に対する未練」を残すことはなく、自分自身の「もっと勉強しておくべきだった」と言う実力不足から来る未練が強く残ることが分かりました。
「もっと勉強しておくべきだった」と言う未練は大学受験で晴らせばいいよ、と息子に伝えたのですが、1年経った今すっかり忘れてしまっているのが残念です。

未練が残っていることが次の受験に向けて勉強を頑張る原動力になることもあるんですけどね!!
娘の大学受験時からずっと購読している雑誌です。
次は息子の受験に備えて読んでいます。