大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
娘は高校生の頃、模試やテストなど何かしらの点数報告をする際は必ず、自己採点を低く見積もる子でした。

模試の答案が返ってくると、自己採点より50点くらい点数が高いこともありました!!
息子はその逆で、自己採点は高く見積もって報告する子です。
「自己採点を高く見積もって報告する生徒は成績が伸びない」と娘の高校時代の担任の先生が言っていたそうですが、私もその通りだと思います。
なぜそう思うのか?そして、自己採点を間違えないためにやるべきことを下にまとめます。
自己採点を高く見積もる生徒の成績が伸びない理由
ダニング=クルーガー効果の話を聞いて、息子の事じゃん…って思いました。
ダニング⹀クルーガー効果(ダニング=クルーガーこうか、英: Dunning–Kruger effect)とは、能力の低い人は自分の能力を過大評価する、という認知バイアスについての仮説である。引用:Wikipedia
息子が自己採点を高く見積もる理由が「良く見られたい」という気持ちから来ていることは分かります。
問題は、自己評価が高いことから「自分はできる」と勝手に思い込んで、努力を怠っていることにあります。
息子は英語が得意ですが、「自分はできる」と思い込んでいるので、1学期の期末テストは完全にノー勉で定期テストを受けて散々な点数を取りました。
散々な点数を取ったことでようやく「根拠のない自信」を持っていたことに気づくことが出来ましたが、未だに「自分はできる」発言をすることがあり困っています…。

慢心せず、人より劣っている教科があることを自覚してコツコツ勉強を頑張って欲しいものです。
自己採点を低く見積もっていた娘の性格
娘は自己採点を低く見積もることが多いのですが、勉強に関する自己評価も低いです。
高校で学年1桁の順位を取ったときでさえ「自分はできる」と思い込むことはなく「少しでも油断したらまたビリに近い成績を取ることになる」と言って、そこからも勉強に対する努力を怠りませんでした。

娘は自分の評価に非常に謙虚です。
そう言えば、娘の友達でも成績の良い子は自己評価が低い傾向にありましたが。
どの子も「自分の理想の成績」に近づくためにコツコツと努力してました。
自己採点と開示点数の誤差
常に点数を低く見積もっていた娘でしたが、唯一高く見積もってしまったのは共通テストの自己採点でした。↓

4点高く見積もっていました。
共通テストのように、自己採点をベースに受験大学を決めなければならないケースでは、自己採点を間違えるのは致命的な判断ミスに繋がります。
「マークシートを完ぺきに写して帰ったはずなのに…一体どこで間違えたんだろう?」と娘は悶々としてました。
これは後から聞いた話ですが、娘の友達は全員、共通テストの開示点数は自己採点より低かったそうです。
普段低く見積もっている子もそうでした。

1点でも多く点数を取りたい!!と言う強い思いから自己採点を高く見積もってしまったのかな?
自己採点を間違えないためにやるべきこと
「大学受験」共通テストの自己採点を間違えていた娘 にも書きましたが、ここに書いた以外で自己採点を間違えない方法を娘の友達が教えてくれました!!
高校1年生の定期テストから「自己採点」と「見直し」をしっかり行う。
模試だけでなく、普段の定期テスト・実力テストでも「自己採点」と「見直し」は常に行って、とにかく多くの自己採点の経験を積むことが大事とのことでした。

見直しをしっかりやることで自分の解答を客観的に見ることができるようになるそうです。
教えてくれた娘の友達は、県内のトップ高校からトップ大学に進学しています。
共通テストの自己採点は1点違いだったとのことでした。

トップ校でも自己採点を間違える子は普通にいたんだって!!
最後に
自己採点を高く見積もる息子は、勉強に対する危機感がイマイチ足りていません。
まだ高校2年生になったばかりだから、「受験までに1年半以上ある」と思って気合が入らないのかも?と思い、大学入試センターの過去問をダウンロードして解かせてみました。
大学入試センター(過去の試験問題)はコチラです。

数学が1桁しか解けなくて焦ってました!!
本人の希望で英語の実践模試だけ購入したのですが、夏休みいっぱいでこの1冊を覚える!!と張り切っています。(息子は自分が好きな教科の勉強だけは進んでやる子です)
しかし、高校生でもかなり自己採点を間違えているので、中学生なら尚更ですね。
息子の公立入試の開示請求をやっておくべきでした。

来年の受験生の方は是非、やってみて下さいね~!!