大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
娘は大学1年生の春から塾講師のアルバイトをしています。
先日、娘の通っていた高校に入りたいと言う生徒さんから「相談に乗って欲しい」と頼まれたので話を聞いていたところ、模試の偏差値も内申も全く足りず…

無責任に「頑張れ!!」と言えなくて困ったよ。
まだ夏休み前なので目標を高く持つことは良いことなのですが、あまりに無謀な成績だったので、入学後の自分の話もした上で他の学校も検討するように伝えたそうですが、
「この高校に入ることを目標にして来たので、他の学校に行くことは考えられません」
「今から死ぬ気で勉強を頑張ります」と前のめり気味に言われたそうです。
娘は約1年間塾でアルバイトをしていますが、「死ぬ気で勉強を頑張る」と豪語する生徒さんは何人かいたけど、本当に「死ぬほど努力した子」はひとりもいなかったと言っていました。
今では、「死ぬ気で頑張る!!」と生徒さんから言われると不謹慎ながらも「この子は頑張れないだろうな」と思ってしまうんだよね、とのことで…
実際その話をしたあとすぐに、その生徒さんが友達と遊びに行く姿を見かけたそうです。

死ぬ気で頑張るなら友達と遊んでいる暇はないはずだよね。
さて、この「死ぬ気で勉強を頑張る」ですが、「全力で勉強をやり続ける」ことに該当します。
では一体どのくらい全力でやり続けるべきなのか?を検証してみました。

この1年、全力で勉強を頑張る決意をした受験生の参考になれば幸いです!!
どうやったら死ぬ気で勉強を頑張れるのか?
娘が大学受験生のとき、1日に一体どのくらい集中して勉強できるかを検証したところ、13時間が限界だったとのことです。

本気で13時間集中して勉強したので疲れてしまって、次の日は5時間ほどしか勉強できなかったそうです…。
趣味や娯楽をどこまで我慢できるのか?

志望校に向けて本気で頑張りたいのなら、中学3年生の一年間は一切遊びに行かないと決めるくらいの強い意志が必要だよ。
死ぬ気で勉強すると言いながら、連休中に友達と遊びに行った様子をインスタにアップしているようじゃ全然駄目、携帯を解約することも必要だと娘は言っていました。

中学3年生の春に携帯を一旦解約する子は多いそうです。
死ぬ気で頑張る前にやるべきこと
受験生にとって体調管理が一番重要です。
上にも書きましたが、娘は大学受験生になった春に、1日13時集中して勉強を頑張ったものの疲れ切ってしまい、次の日の勉強に支障が出たことで「適度に休憩を取ることが必要」だと気づいたそうです。
1日や2日しか頑張れないような強行スケジュールなら立てても何の意味もありません。
- 睡眠時間は絶対に削らない
- 生活リズムを崩さない
- 食事はバランス良くしっかり食べる

この3つは最低限守って、1年間無理なく続けられるスケジュールを立てることが大事です。
息子の遅寝だった睡眠リズムはコチラの目覚まし時計を使うことで整いました。↓
合格するために必要な勉強時間
偏差値を5上げるために必要な勉強時間は?
偏差値を上げることについては、こちらの記事にも書きました。↓
「高校受験」冬休みの2週間で偏差値はどこまで上げられるのか?
ここからは記事の抜粋となります。↓
一般的には一生懸命勉強を頑張れば、1年間で偏差値は5上がると言われています。
娘は「愛知県全県模試」で、5月の第2回から12月の第5回までの間に偏差値を10上げました。
5月(第2回) 偏差値50 合格率約40%
8月(第3回) 偏差値51 合格率約40%
10月(第4回) 偏差値55 合格率約60%
12月(第5回) 偏差値60 合格率約90%
10月から12月の間は、起きている時間は全て勉強していると言っても過言ではありませんでした。

トイレや勉強机の周りは覚えたい単語の付箋だらけで、ご飯を食べながら、ドライヤーをかけながら参考書を読んでいました。
自宅ではリビング学習をしていましたが、息抜きにテレビや携帯を見ていたことは私の知る限り一度もありません。(携帯は電源が切れたまま私の机に放置してありました)
娘だけが特別に頑張っていた訳ではなく、志望校に成績が届かない子は皆 同じかそれ以上に必死で勉強を頑張っていました。
合格するために必要な勉強時間ですが…

当たり前ですが…人によって全く違います!!
ただ、志望校に全く偏差値が足りていない人なら、起きている間中勉強するくらいの気持ちが必要です。

そこら中に付箋を貼りまくるんだよ!!
覚えたものは全部ノートに貼りつけて「付箋ノート」を作っていました。
死ぬ気で頑張らなくても合格する生徒とは?
成績が順調に伸びる生徒の特長です。
- 自分の苦手箇所を分かっている
- 得意教科を伸ばすために必要な勉強が何かを理解している
- アドバイスは素直に聞いて、尚且つすぐに取り入れる

これが中学1年生から出来ている子は、受験生になってからもしっかり成績が伸びるよ。
ちなみに息子は1つも出来ていませんでした!!

息子は人のアドバイスを一切聞かず、自己流で勉強して後悔するタイプでした。
娘曰く、「普段からやるべきことをやって来た生徒」が受験生になって全力を出して勉強することで一気に伸びるとのことで…
今まで勉強をして来なかった生徒が受験生になった途端「自分はいざとなったら出来るんだ」と言ってやり出しても伸びる訳がない、とのことでした。

耳が痛いよ…。
最後に
11月頃の面談で「どうしても志望校を変えたくありません」と言って泣く生徒は少なくないそうです。

11月から死ぬ気で頑張る宣言をする生徒もいるよ。
「ここで志望校のレベルを落とすのは自分が弱いからだ」と思い込んで、無理にでも受験しようとする生徒がいますが、ずっと頑張って来て最後に志望校のレベルを落とすのは「逃げる」ことにはなりません。
自分のレベルを知ることが出来るのも成長できた証なのです。
この記事を書いている今は5月です。

「死ぬ気で勉強すること」は難しくても、今から頑張ることで十分伸びしろはあります!!
後悔のない受験ができますように、応援しています。
息子が中学3年生だったら絶対にやらせた問題集です。
こちらを一冊やることで、かなりの実力がつくそうです!!