大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
去年は大学受験と高校受験が重なり、とても大変な1年を過ごしました。
何が一番大変だったかと言えば、年明けから3月まで2人の受験と合格発表が交互にあったことでした。
2人とも全戦全勝とはならなかったので、息子が私立高校に合格して喜んでいる傍ら、娘は私立大学に落ちて落ち込んで泣いていたりしました。
そしてその逆もありました。
お互いに気を使いまくりの数か月を過ごし、私の口の中はストレス性の口内炎でいっぱいになりました。 ※口内炎は受験が終わるとすぐに治りました。

19年間子育てをして来た中で、一番精神的に辛かったです。
↓ 子どもたちが第一志望校に落ちた話です。
落ちた瞬間は、子どもたちの受験期間の頑張りを思うと、悔しくて、悲しくて、どうやって気持ちを切り替えたら良いのか分かりませんでした。
でも、2人とも一般受験生だったため、進学先が完全に決まったのは3月下旬頃と遅く、
その後は4月の入学式に向けて慌ただしく入学準備に取り掛かったので、忙しさで気が紛れたのは幸いでした。

受験には覚悟が必要です!!
100%合格できる大学なんてどこにもありません。
現に娘は1年間模試でA判定を取り続けていた大学に落ちました。
ただ、もし志望校に不合格だったとしても何も悲観することはありません。
結局は進学した先で自分がどのような勉強をして過ごすかが重要です。
どこの大学、そして高校に入学しても人生は何も変わらない、そんな気持ちを込めてまとめます。
第二志望校に行く気持ち
勉強を頑張った娘の場合
高校2年生の秋から、朝は校門が開く時間に合わせて登校し、帰りは校門が閉まる時間まで高校で勉強していました。
土日はずっと図書館の自習室にこもって勉強していました。

親が心配するくらい勉強を頑張っていました!!
第一志望校に落ちた後、浪人の選択肢も入れていいことを伝えましたが、
「これ以上頑張れないと思うくらいに勉強をやり切ったから未練はないよ」と言われました。
落ちたあとの立ち直りはとても早かったです。
第二志望の大学で友達がたくさんできて、勉強も楽しいと言っています。
ラスト半年だけ頑張った息子の場合
中学3年生の夏休みまで勉強のやる気はなく、夏休み明けからようやく頑張り出しました。
エンジンをかけるのが遅すぎたため、内申が上がらず…第一志望にしていた私立高校には落ちました。
私立高校に落ちてから必死で勉強し、第二志望の公立高校には合格できましたが、本人も「やる気を出すのが遅すぎた」と反省していました。
今でも、第一志望校の近くを通りかかると、「もっと早くから頑張ってたら行けたのかな?」と口にします。
第二志望の高校に楽しく通っていますが、娘のような「受験をやり切った感」はなかったことで後悔は残っている様子です。
受験が終わった今だから言えること
私は娘が第二志望の大学に行くだろうな、と高校3年生になった頃から思ってました。
娘が私立大学の志望校を決める前から、大学名が頭に浮かんでいたのが不思議でした。
学部を願書提出直前で変更したのは驚きましたが、「合格した」と娘から聞いた時、その学校に通う娘の姿がハッキリとイメージできました。

娘にご縁のある大学だったんだと思います!!
立ち直る方法
落ちたと分かった時は、誰にも会いたくない、話したくない、とどん底の気持ちになりますが、必ず時間が解決してくれます。
時間の長さですが、数日で立ち直れる子もいれば、半年以上かかる子もいます。
娘の友達が受験に失敗して、ずっと音信不通でしたが夏休み中に連絡が来たそうです。

まだ2人しか連絡を取っていないと言っていたよ~
受験に落ちた人の気持ちは、同じ経験をした人にしか分かりません。
受験に合格した友達が何を言ったところで、落ち込みは増すばかりです。
優しい言葉をかけるよりも、心が癒えるまでそっとしておくことが大事です。
受験を通して成長したこと
娘の高校受験時にも感じましたが、大学受験が終わったあと精神的に大きく成長しました。

受験の前と後では顔つきが全然違うんです!!
トーマス・カーライル(イギリスの思想家)の名言で
No pressure, no diamonds. 「圧力がなければ、ダイヤモンドは生まれない」
とありますが、本当にその通りです。
高校受験、大学受験という大きなプレッシャー(圧力)があったことで、石ころだった娘は磨かれて行きました。

これから就職試験のプレッシャーなどで磨かれて行くのかな!!
えーっと、高校受験を終わらせた息子ですが、まだ全然磨かれていません(笑)
大学受験に向けていくつかの条件を出したので、この先プレッシャーを感じつつ頑張ってくれることを期待しています。
最後に
情けない話ですが、子どもたちが第一志望校に落ちたショックは、実は私が一番引きずりました。
完全に吹っ切れたのは、2人が入学して楽しそうに学校の話をしてくれるようになってからです。

しかし今回の子どもたちのダブル受験で、ずいぶんショックに対する耐性ができました!!
娘がバイトの面接に落ちても、また次があるからいいね!!と2人で笑って話せるくらいに強くなりました。
その後の面接で少し手応えがあったと聞けば、良かったね!!と喜ぶことができました。
減点思考ではなく、加点思考になって良い方向に考えるようになれたのは、受験に落ちてどん底を経験したからこそ学べたことのひとつです。

落ち込んでいても何も始まらないからね!!
ほめて伸ばすべきなのは分かっているんですけどね…