高校3年生の娘と中学3年生の息子がいます。

今年度、子どもたちはダブル受験生です!
「2人とも春からどこの学校に通うことになるのかな?」と常に考えていて、この先の進路のことで頭がいっぱいになっている状態です。
今のところ大学受験生の娘に対して親が出来ることは「お金(受験費用)を払うこと」です。
- 大学のオープンキャンパスや説明会の参加・資料の取り寄せ
- 共通テストのお金の振り込み(郵便局にて振り込み)
- 私立大学の受験日の日程を決め願書を取り寄せ(提出する際は親も一緒に確認)
上の3点のような受験に関わることは、出来る限り自分でやるようにと高校から指導されているので、今のところ親の出番はありません。
進路の話し合いのため三者懇談に出かけても、先生と娘が話し合っているのを隣で聞いてるだけでした。

私がいる必要はなかったような…?
娘から唯一相談されたのは「私立大学の受験校の数」です。

国立と私立合わせて5校受けてもいいかな?

いいよ~!願書は提出前に一緒に確認しようね。

ありがとう!国立は前期・後期で申し込みするね。
このようなやりとりの末、受験校まではすんなり決まりホッとしました。
※娘は少しでもお金のかからない日程になるようにと考えて「受験日程」を組んでくれていたことが後から分かりました。
娘とは対照的に、息子の高校受験で親が関わることは沢山あり過ぎてそれはもう大変です!!

娘の大変具合が5とすると、息子は100くらい大変です…。
今回は息子の受験が大変過ぎたことで、私立高校の単願推薦をもらってサッサと受験を終わらせたくなった話をまとめます。
勉強に疲れて「単願推薦をもらいたいな」と考えている保護者の方や受験生の参考になれば幸いです。
私立単願は逃げなのか?
受験中は誰もが一度は「私立の単願推薦をもらって早く受験を終わらせたいなぁ」と思うのではないでしょうか?
中学から単願推薦をもらえばその高校に合格できたも同然でなので、受験勉強を終わらせて自由になることができます。

1月末には行く高校が決まってホッとできるんです!
結論から先に言いますと、私立高校の単願推薦をもらうことは「逃げ」ではありません。
高校受験も大学受験も、正面突破(一般受験)するばかりが正しい方法とは限らないのです。

推薦か一般か、その子に合った戦略を立てて受験に挑めばいいだけなのです。
我が家も第一志望の私立高校だったら喜んで単願推薦をもらいました。
中には「受験勉強がしたくないから」という理由で、自分の持っている内申の範囲内でもらうことができる単願推薦を申し込む子もいます。
それも、もちろん戦略の内なのです!
受験の事情はそれぞれ違います。

緊張に弱くて本番でお腹が痛くなってしまうタイプの子だったら、推薦をもらった方が安心ですよね!
息子が一番行きたい高校
3年前、娘は第一志望だった県立高校に入学しました。
息子も「娘と同じ県立高校」に進学して欲しいと思っていましたが、本人が行きたいと言った高校は「私立高校」でした。
実は、息子から「私立高校に行きたい」と言われたのは夏休みの終わりでした。
「ずっと行きたいと思ってたんだけど、姉さんが県立高校に行ったから言い出せなかった」と打ち明けられました。
息子は県立高校に進学して当たり前、と言う親からの無言のプレッシャーを感じていたんだと思います。

これには私も反省しました!
とは言え、我が家には大学受験生の娘もいるのでお金に余裕がありません。
「私立高校に行ってもいいよ!」と即答はできませんでした。
その夜夫と相談した上で、息子の第一志望の私立高校に「一般受験」することで合格できたなら入学してもOK!!と言う条件を出しました。

受験してもいいの?勉強頑張るよ!!
一学期の三者懇談までは少しも考えていなかった私立高校の受験に、息子はこうして挑戦することとなりました。
担任の先生からの圧力
中学3年生になると、子どもと先生の2人で個人面談(受験校の話)をする機会が増えます。

先生に1人ずつ廊下に呼ばれて進路の話をするんだよ。
息子は個人面談の時に先生から、「私立高校が第一希望なの?」と聞かれ「そうです」と答えました。
「第一志望の私立高校の推薦は内申が足りないから無理だけど、他の私立高校の推薦なら通るよ」と言われたそうです。
息子からその話を聞いた時の私の正直な気持ちは、「ここで私立高校の推薦がもらえたら楽になるなぁ」でした。
第一志望校以外の私立高校に通わせることは考えたことがありませんでしたが、推薦がもらえれば息子が年末年始に勉強する必要は無くなります。
そして「息子の高校が推薦で決まれば、娘の大学受験だけに集中してあげられるなぁ」なんて思いました。

息子も少し迷っている様子でした。
本当に行きたい高校はどこなのか
迷っている息子に喝を入れてくれたのは、大学受験の勉強を頑張っている娘でした。

本当に行きたい高校を受験させないと一生後悔することになるよ!
「挑戦してダメなら気持ちの切り替えができるけど、挑戦しないまま終われば必ず後悔する日が来る」
「高校受験で推薦に逃げたことで後悔している友達はたくさんいる」
「挑戦したけど不合格だった子は、今大学受験でリベンジしようと必死で頑張っている」
そして「今頑張ることができたら、この先ずっと頑張ることができるんだよ!」と息子を説得してくれました。
毎日夜遅くまで勉強している娘の言葉を聞いて、息子は最初の予定通り、第一志望の私立高校を一般受験することに決めました。

娘の言葉がなかったら、行きたくない私立高校の推薦をもらっていたはずです!
最後に
息子はコツコツ努力することが苦手です。
受験勉強もやりたい勉強(英語・数学)だけは頑張っていましたが、それ以外の教科は全くやる気が見られませんでした。
塾にも早めに入れましたが成績は最後まで伸びないままで終わりました。
成績が上がらないなら塾は辞めさせた方がいいのかな?と迷ったこともありました。
息子が勉強しないことで悩んでいた時期にたいやきさんのツイートを読んで、涙が出そうになったこともありました。↓
子供を育てたら本当に実感するしかないんだけど、性格や人としてのあり方の深い部分には、親や家庭環境がどうあっても関与できない領域があるんだよ。
もちろんカウンセリングでどうこうなる部分もあるけど。— たいやき (@taichan_0120) April 20, 2018
私がどんな言葉をかけても、息子本人がやる気を出さなければどうしようもありませんでした。
受験勉強のやる気がなかった息子に対して悩んでいた時期に、推薦の話が来たことで飛びつきそうになりましたが、もらわなくて本当に良かったと思っています。

これは私の息子に対しての話です。
今現在、私立高校の単願推薦の話が出て迷っている受験生もいますよね。
「本当にこの高校に行きたいのか」を考えてみれば自然と答えは出ます。

受験は長く辛いですが、後悔のない選択をして下さいね!
2021年5月追記
息子の受験の結果を書き忘れていたので追記します!
第一志望の私立高校には残念ながら不合格となりました。
その後、第二志望で考えていた公立高校の受験に挑戦して、無事合格することができました。
息子が受験した公立高校は担任の先生からは「絶対合格できない」と言われてましたが、最後まで勉強することを諦めず合格を勝ち取ることができました。
高校生活はとても楽しいとのことで、あの時行きたくない私立の推薦を慌ててもらわなくて良かったと言ってます。
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。

なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです!
家計が苦しい中で努力を重ねているお子さんなら、スタディサプリだけで公立高校の上位校に入ることが可能です。
実際、塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がって当日点も8割を超えて取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することだと息子は言っています。

都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
自分から学習する習慣があるお子さんにとって「もっともコストパフォーマンスが高い教材」なので、少しでも興味のある方は、14日間の無料体験から始めてみてくださいね。