大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
夏休みに入り猛暑が続いておりますが、高校の夏期講習に参加するため、息子は片道30分の距離を自転車通学しています。

日影が少ない道だから暑いよ~。
教室に入ればクーラーが効いているので快適とのことですが、問題は炎天下の自転車通学です。
息子が家を出る朝8時にはすでに30度を超えており、夏期講習を終わらせて帰宅する時間は35度を超えるのが当たり前の日々です。

毎日、真っ赤な顔して帰って来るので心配です…。
息子と同じように、炎天下の中、自転車通学している学生さんはいますよね!
以前「暑い日の自転車通学」にについて記事にしましたが、今回は「炎天下の自転車通学を快適にする方法」ついてまとめます。
自転車通学している学生さんの熱中症対策として読んでいただければ幸いです。
炎天下の自転車通学を快適にする方法
「自転車を30キロくらいのスピードで漕げば風が当たって涼しく感じる」と言われていますが…
実際のところ、気温が35度以上になるとドライヤーの温風をあびているような状態となるので涼しさを感じるどころではありません。
そして自転車は背中に直射日光が当たりやすい姿勢になることから、歩きの直立姿勢より体温上昇リスクが上がると聞いて、その通りだな…と思いました。
そのような理由からも、炎天下の自転車通学は熱中症にかかりやすいので注意が必要です!

息子が夏休み前から実行している、やるとやらないでは全然暑さが違うと言っている方法をご紹介しますね。
シャツを水で濡らす!
- 気温が体温以上になるくらい暑い
- 朝から直射日光が当たっている状態
このような日は、綿100%のTシャツを濡らして軽く絞ったものを着て自転車で走ることで冷風効果を得られて熱中症予防にも繋がります。

高校に到着する頃にはTシャツは乾いてるよ!
※息子は学校に到着したら別のTシャツに着替えています。
息子の通っている高校では、夏期講習は私服でもOKなのでこの方法が使えるのですが…
娘が通っていた高校では登下校は制服の着用が義務付けられていましたし、特に女子の場合は気軽にブラウスを濡らすことはできません。

娘には髪や、濡れても透けることのないスカートの辺りを霧吹きで軽くシュッシュッと濡らしていました。
登校より更に気温が上がる下校時のために、息子には霧吹きを1本持たせています。

自転車置き場で友達と霧吹きし合って遊んでるよ!
友達と霧吹きで遊び過ぎて、川に落ちたのか?と言うくらいびしょびしょに濡れて帰宅する日もありますが、熱中症になるよりマシ!と考えてお風呂に直行させています。
ミスト状に出る霧吹きがおすすめです。
濡れたタオルを首や頭に巻く
濡れたタオルを首に巻いて行くことで、首筋に直射日光が当たることを防げるし、「冷たさはなくても無いよりあった方が暑さは断然楽!」と息子は言っています。

帰りは頭に巻いて帰って来る日もあります。
タオルは家にあるスポーツタオルで大丈夫ですが、息子はこちらを使っています。
冷蔵庫で凍らせたおしぼりも、保冷バッグに入れて持たせています。

学校に着いてから冷たいおしぼりで汗を拭いてるよ。
炎天下のヘルメットにご注意ください

ヘルメットの着用が努力義務化したことで、しっかりかぶって登下校している生徒さんもいますよね!
私は電気工事の会社で働いていたことがあるので男性陣から話を聞いて知っているのですが、炎天下に通気性の悪いヘルメットをかぶることで頭に熱がこもり、熱中症になることがあります。
36度を超える猛暑の中、通常のヘルメットをかぶることで、なんと頭の温度は50度になることもあるんです。
参考記事 ➔ LOVELY×LOVELY モーニングサテライト
頭を守るためにヘルメットをかぶるのはとても大切なことです。
ただ、炎天下の中、熱中症になってしまっては大変ですので、ヘルメット用の冷却グッズも利用してみてくださいね。
最後に
朝涼しい時間に登校する、夕方日が陰ってから下校する。
それだけでも、かなり熱中症のリスクを減らすことができるのですが、息子は朝はギリギリに家を出て、帰りも何も考えずに一番暑い時間帯に「暑い暑い」言いながら帰って来ます。

本当に心配です…。
息子も心配なのですが、娘も外の部活をしているので心配していたところ…
大学生の娘の後輩が、部活中に熱中症で倒れて意識不明になりました。
後輩が倒れて人を呼んでいるあいだ、完全に意識がなく身体は軽く痙攣している状態だったので、水やスポーツドリンクを飲ませることが出来ず…
娘は咄嗟に持っていた霧吹きで後輩の体中を濡らし、運んでくれる人を待つ少しのあいだ、ハンディタイプの扇風機で風をかけ続けて身体を冷やしたそうですが、正しい処置だったと先生から褒められていました。
あまが台ファミリークリニックの院長ブログにも同じ処置について書かれていました。

持っていた氷嚢を首筋に当てておいたのも良かったって!
後輩は病院に運ばれ、幸いすぐに意識を取り戻し、処置が終わったあと親に連れられて家に帰り、今はすっかり元気になりました。

その後、8月中の気温が高い日は部活は中止にすることに部内の話し合いで決まったと言っていたのでホッとしました。
後輩は決勝トーナメントに勝ち進むくらいに実力がある子ですが、大学のテスト勉強で寝不足続きだったこと、暑さで食欲が落ちていたことなどが原因で熱中症にかかったそうです。
まだまだ暑い日が続きます。
学生さん、そして保護者の皆さんも熱中症に気を付けてお過ごしくださいね。