大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘は中学時代、かなり練習が厳しい部活のキャプテンを任されていました。

土日はほとんど練習試合が入ってました!!
テスト週間すら、公式戦があるからと練習が入る日々でした。
団体競技に加え、キャプテンだった娘は休むことが許されない状態でした。
中学3年生の夏休みの引退試合が終わるまで、完全に部活中心の毎日を送っていました。
部活ばかりの毎日で困ったことがありました。

それは、受験生なのに勉強する時間が無いことです…
部活が終わって帰宅してからすぐに塾へ行き、夜10時近くにフラフラしながら帰宅する娘が心配で心配で…
「早く部活を引退する日になれーーー!!」
と心の中で叫ぶ毎日でした。
- スポーツの強い高校に入りたい
- スポーツ推薦を狙っている
このような理由があるお子さんなら、テスト週間でも部活を頑張ることは大事です。
でも、娘はスポーツで高校を選ぶ気は少しもありませんでした。
それなのに第一志望の高校は、夏休みに入る前の模試の結果を見て、偏差値が全く足りないと塾の先生から指摘されてしまい…

夏休み中に受けた模試は合格率40%だったよ!!
7月の三者懇談で中学の担任の先生からは「二学期次第だね」と言われてしまいました。
中学時代の娘と同じ様に、受験生になったのに部活が大変過ぎて勉強が出来なくて困っている。
そんな悩みを持っているお子さんは多いのではないでしょうか?

試合に勝ち進むと8月末まで部活があったりしますよね…
部活を取るか、勉強を取るか…本気で迷っているお子さんのために、娘の中学時代の体験談をまとめます。
部活を頑張っている受験生の参考になれば幸いです。
部活動で学んだこと
娘は部活で様々なことを学びました。
- 先生・先輩・仲間との付き合い方
- 礼儀作法
- 最後までやり遂げることの大切さ
挙げたらキリがありません。
娘が入学したと同時に始まった新設の部活だったので、娘は中学1年生から3年生までキャプテンを務めましたが、その経験のお陰で「上に立つ人の大変さ」が分かったと言ってました。
部活動のお陰で精神的にも大きく成長させてもらいました!!
娘の意外な発言
2018年3月、スポーツ庁は運動部活動において「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定されました。↓
運動部活動は、学校教育の一環として行われるものですが、生徒の自主的、自発
的な参加によるものです。生徒の間には、好きなスポーツの技能を高めたい、記録
を伸ばしたい、一定のペースでスポーツに親しみたい、放課後を有意義に過ごした
い、信頼できる友達を見付けたいなど、運動部活動を行うに際して様々な目的、目
標があります。
出典:スポーツ庁
このガイドラインの中には、「週2日の休養日」や「1日の活動時間」も設定されています。
部活動は良い意味で時間が短縮されました。

息子が入部した部活も休みが多く、一日の活動時間が短くなりました!!
夏休みの部活の回数も、全ての部活が少なくなっていたのには驚きました。

私の中学時代の半分くらいしか部活の予定が入ってないよ!!

もっと練習するべきだと思う?

全然思わないよ!中学生は部活はほどほどにして勉強しておいた方がいいからね!!
「部活はほどほどにして勉強しておいた方がいい」と娘が言ったのには驚きました。
てっきり「私の時のように部活をもっと頑張らないと!!」と言い出すかと思ったからです。
現在高校生の娘がなぜそのようなことを言ったのか、下にまとめます。
部活と勉強の両立
ハードな部活に所属した場合、部活と勉強の両立が出来る子はほんの一握りです。
娘の所属していた部活は一学年40人くらいいましたが、両立出来た子は私の知る限り2人だけでした。

他の子は真ん中辺りの順位を争っている感じでした!!
「部活を途中でやめて成績が上がった子はいない」そんなことを言いながら退部を止める顧問もいましたが、部活は堂々とやめて大丈夫です。
私の友人のお子さんで、部活を2年生の冬に退部してから成績を一気に上げたお子さんがいました。

部活が厳し過ぎて顔色が悪くなって心配してましたが、部活をやめてからは笑顔が見られるようになったそうです!!
娘が引退した後の受験勉強は…
夏休みに入る直前に部活を引退した娘でしたが、引退したその日から毎日塾にこもり猛勉強を始めました。
娘曰く、「部活より勉強の方が楽!!」とのことでした。

どんだけ部活が大変だったの…?
ハードな部活に打ち込んでいた子は勉強に対する集中力も凄いな…と感心しました。
二学期に入ってからの成績
「運動部に入っていた子は引退してから一気に成績を上げるよ」
そう先輩ママから聞いていましたが、そんな子は学年で数人でしょ?と思ってました。
担任の先生に聞いてみたところ、「部活を引退したあと成績を伸ばす子は毎年クラスに5~6人はいます」と教えてもらいました。
娘も例に漏れず、二学期に成績を追い上げて、第一志望校の推薦を勝ち取りました。
高校に入学してから気付いたこと
中学3年生の夏に部活を引退した後の半年間、「短期決戦型」の勉強で内申を上げた娘でしたが受験に合格するための勉強を詰め込んだだけの状態でした。
中学時代の基礎が完ぺきに身に付いていないまま高校に入学したので、入学後はなかなか成績が伸びずとても苦労してました。

小学校・中学校・高校と勉強はずっと繋がっているので当然です…
英語・数学は中学時代の発展問題を高校で学ぶことになります。

中学までの勉強は本当に大切だよ!!
娘は高校1年生の夏休みに、中学2年生まで戻って英語の総復習をやっていました。
本気でスポーツがしたいなら
ガイドラインにも書いてありますが、「部活動」は学校教育の一環として行われているものです。
公立中学校によってレベルの違いはありますし、どんなに指導が上手な顧問の先生でも教員なので移動でいなくなることがあります。

安定して技術力を上げたいのならスポーツクラブに入会するのが一番です!!
お月謝を払い、プロの先生に指導してもらう方が学校の部活に入っているより確実に上達します。
部活とクラブチームは全然異なるものと認識しておくべきなのです。
最後に
「今、中学時代に戻ったらまた同じ部活をやりたいと思うのかな?」
ふとそんなことを考え、大学生になった娘に質問してみました。

中学時代に戻ったら、また部活をやりたいと思う?

思うよ!!部活をやっていたから今の私があるんだよ!!
部活が辛くて、中学から泣いて帰って来ることもありました。
でも、娘は部活をやっていたことを少しも後悔していないと言っていてホッとしました。
娘は小学校から高校まで同じスポーツを続けて来ましたが、大学からは全然違うスポーツを始めました。

中学→高校→大学の順番に部活が楽しくなったよ!!
勉強が忙しくて部活をやめたとしても、まだ高校・大学と再び部活に入り直すことはできます。
あまりにも体力的にきつくて勉強に支障が出るようでしたら、無理せずやめる選択も考えてみて下さいね。