高校3年生の娘がいます。
思えば娘が中学の頃から入試制度が変わると言われ続けて来ましたが…
英語の民間テストの廃止などで翻弄され続けて来た「共通テスト」でしたが、先週の土日に無事に終わりました。
娘は自己採点の結果を見て国立大学の出願校を決めました。
2月に前期を受けてみて、ダメだったら後期まで頑張ると言っています。

ここからが受験の本番です!!
「第一回目の共通テストなので去年より平均点が下がるのでは?」
前々から各予備校のデータで低めの平均点が予想されていましたが、蓋を開けてみると例年より少し高い平均点となりました。
作成時の設定平均点は「センターは6割、共通テストは5割」と言われていたので、今年の受験生の頑張りが凄かったことが証明されました。
「受験者数が減ったから」
「推薦が決まった生徒が受けなかったから」
そんな声も聞きましたが、実際に共通テストを受けた娘の話では、「模試より問題数が多く時間配分で苦戦した」とのことでした。

特に英語の出題形式が模試とは全然違っていてビックリしたよ!!
英語が終わったあと、泣き出してしまった子もいたそうです。
出題形式は変わっても、娘の友達には満点近い点数が取れた子はいました。

実力がある子ならどんな問題形式でも解けるってことですね!!
今年の高校3年生は、4月の新型コロナの影響による休校から受験生活が始まりました。
部活の大会、そして様々な学校行事を次々と失う中、娘も自宅でひとり黙々と勉強を頑張りました。
「学校に登校して友達と会って話したい」
「大会がなくてもいいから部活に行きたい」
ただでさえ孤独な受験生活の中、学校に行けなくなった娘は時々そんな愚痴を言いながら机に向かってました。
学校の自習室や図書館で勉強するのが好きだったので、休校中に自宅でひとりで勉強するのは辛かったそうです。
いざ6月に登校できるようになってからも様々なニュースが飛び交いました。
「9月入学に変わる?」「共通テストは延期になる?」
そんなニュースを聞く度に、受験のゴールがどこにあるか分からない状態になりました。
大変な思いをして来た今年の受験生たちだったので、共通テストで高得点を取る子たちが大勢いたと言う話を聞いた時は本当に嬉しかったです!!

学校も塾も閉まっている状況でよく頑張ったね!!
これは高校受験の時にも感じましたが、1月になり最後の追い込みの時期に入り「娘の顔つき」が変わりました。
受験に対する「覚悟」を決めた顔です。
娘はペンを持つ指が真っ赤に腫れるほど勉強を頑張っています。

この時期の親は見守ることしか出来ません…。
私は国立大学の受験経験がありません。
なので共通テストが終わった今になって「娘の為にもっと早くからやっておけば良かった!」と後悔していることがいくつかあります。
来年の受験生の親御さんの参考になればいいなと思い、後悔したことをまとめます。
進路の話し合い
大学に入学してからの「学びたいこと」の話し合いを高校3年生の夏休みまでにしっかり終わらせておくべきでした。
「学びたいこと」が決まっていれば、自ずと行きたい学部・学科は決まります。
行きたい大学を先に決めた方が、無駄な勉強を省くことができるのです。

国公立大学なら全教科勉強しなくちゃいけないから、必要な教科を絞る必要は無いよね?
国立大学の受験経験のない私はずっとそう思っていました。
でも、一次試験でも大学によって各教科の配点が全く違うんです。
高校受験の勉強と違い、大学受験の勉強は隅々まで復習する時間の余裕はありません。
行きたい国立大学が決まっているなら、夏休み明けからは「配点」が大きい教科を中心に勉強を進めて下さい。
娘は真面目な性格が仇となり「満遍なく全教科」勉強した結果、得意教科も苦手教科もない状態で共通テストが終わってしまい、出願の際に逆に不利になりました。

配点の多い日本史をもっとやらせておくべきでした…
ただ、どんなに話し合って決めた受験校でも、直前で変更することはありますけどね!!

私も願書を出す直前で志望の学部を変えたよ~

これには本当に驚きました…
高校の調査書とは?
高校受験では「内申書」を受験校に提出しましたが、大学受験では「調査書」を大学に提出します。
調査書の詳しい内容はこちらにまとめました。↓
「大学受験」大学に提出する調査書(成績証明書)の中身です!!
調査書には欠席日数や高校三年間の評定などが書かれています。
大学の一般受験では当日点が一番大事と言われていますよね!!
私も「一般受験するなら学校の出席日数や成績は関係ない」と思っていましたが、調べていたところ娘の志望しているいくつかの大学で「調査書」の配点があることが分かりました。
志望する大学に「調査書」の配点がある場合は、極端に遅刻や欠席が多かったり評定が低いと不利になります。

高校1年生から遅刻しないように気を付けましょう!!
バンザイシステムの利用
河合塾バンザイシステムはご存じですか?
恥ずかしながら、私はずっと「バンザイシステム」は高校3年生(受験生)しか使えないものだと勘違いしてました。

誰でも利用可能だよ!!
このシステムの一番の利点は、自分の置かれている状況(点数)を客観的に見ることができることです!!

高校1、2年生なら、志望大学に向けての目標点数を調べておくこともできます!
河合塾バンザイシステムはコチラです。
今高校2年生でしたら、最近やった模試の結果を入力してみて、志望大学に入るためにあと何点必要なのかを確認してみることをおすすめします。
ちなみに毎年「A判定」でも油断して落ちる子はいますし、「D判定」でも諦めずに挑戦した結果合格する子はいます。

合否にはその年の大学の倍率も大きく関係しています!!
自分が取った点数から目をそらさずに、「判定」を受けた後も油断せず、しっかりと計画を立てて勉強を頑張ることが大事です。
最後に
これから受験生になる後輩に娘からのアドバイスです。

本を沢山読んで読解力を鍛えておくといいよ!!
前評判通り、共通テストでは「読解力」が問われる問題が多かったそうです。
コロナの報道が続いている毎日です。
どうか今年の受験生たちが、誰一人悔いなく試験を受けることが出来ますように!!と心から願っています。
2021.5.27追記です。
娘は例年通りの倍率なら合格圏内でしたが、コロナ渦の影響か高倍率になったことで、残念ながら国立大学は不合格となりました。
「最後まで応援してくれてありがとう。結果を出せなくてごめんね。私立大学の手続きをお願いします」
そう言った後、その日だけ泣いて娘の大学受験は終わりました。
娘は精一杯頑張りました!!
ただ親の私がもう少し上手に受験のアドバイスをすることが出来てたら…と自分に対して後悔しています。
娘は今、私立大学に通っていて友達がたくさん出来て毎日楽しそうに過ごしています。

笑顔で大学の話しをしてくれる娘の姿を見ているのが、何より嬉しいです!!
娘が受験中にお世話になった雑誌です!!
次は息子のために購読します。