大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
こちらの記事に書きましたが、娘は副教科の内申だけはしっかり取れる子でした。

中学3年間ずっと技術家庭科が4で他は5だったよ!!
ところが息子は副教科の内申が全く取れない子でした…。

中学3年生の3学期の副教科はオール3だったよ。

技術家庭科と音楽はテストの点数もボロボロだったので、先生のお情けで3が付いていたんだと思います…。
息子が中学生になって気づいたのですが、副教科の勉強のやり方が全く分からない子は意外と多いです。
息子は以下の4点のアドバイスを娘から受けていましたが、3年間どの教科も平均点を少し超える程度にしか点数が取れませんでした。
- 教科書を何回も繰り返し読んで太字を覚えること
- 学校ワークを何回も解くこと
- プリンとは隅々まで完ぺきに覚えること
- ノートもしっかり見返しておくこと

この4点をしっかりやっておけば80点は取れるはずなんだけどなぁ…。

隅々まで勉強した「つもり」になってるだけなんだろうね…。
息子が高校1年生になり、副教科として「美術」と「家庭科」があったので、中学時代のように平均点ギリギリの点数を取ってくるのかな?と思っていたところ、どちらも90点以上取れていたのでびっくりしました!!
高校のテストでこんなに点数が取れたのに、中学時代はどうして点数が取れなかったのか聞いてみたところ、意外な回答が返って来ました。
今回は、娘が実践していた副教科の実技の部分の点数を上げる方法と、定期テストで覚えておくべきポイント、息子が中学時代どうして副教科の点数を取ることができなかったのかをまとめます。
少しでも副教科の内申を上げたいと考えている受験生の参考になれば幸いです。
副教科の実技の部分の点数を上げる方法
副教科の内申を上げるためには、テストと授業態度、提出物の3つが大事です。

ここからは「授業態度」に当たる実技の部分の点数の上げ方についてまとめます!!
授業態度は日々の積み重ねが大事です。
- 先生の言うことをしっかり聞く
- 積極的に手を挙げて発言する
- おしゃべりなど無駄話をしない
- 先生のことをばかにしない
- ノートをしっかりとる
娘は以上のことに加えて、授業中、目をキラキラさせながら先生の話を聞いていたそうです。

先生の話をウンウンと少し頷きながら聞くのがポイントだよ!!

そんなこと俺には出来ないよ…。
美術

美術の絵の実技はセンスも絡んで来るから、頑張っても上手く書けないこともあるよね。
娘は絵を描くのが苦手だったので、授業中、に先生に「影の付け方」などのアドバイスを積極的に聞いて「意欲」の点数を稼いだそうです。
音楽
娘と息子が通っていた中学では「合唱コンクール」がありました。
娘の友達はピアノ伴奏者と指揮者に立候補したところ、今まで「3」しか付かなかった内申が「5」にあがったそうです。

ピアノ伴奏者と指揮者は内申が上がる子が多かったよ!

夏休み中ずっとピアノの練習をすることになるし、意欲の点数が上がるのは納得だね!!
歌のテストで大きな声で「楽しそうに」歌うのもポイントが高かったそうです。
アルトリコーダーのテストなど、音楽は人前で演奏したり、歌ったりすることが多いです。
すっごく緊張しますが、意外とみんな自分のことで精一杯で人の歌は聞いていないので、出来るだけ大きな声で歌いましょう!!

途中で止まると先生も点数が付けられないって言ってたから、間違えても最後まで歌おうね!!
技術家庭科
息子は小学生時代からマインクラフトをやり続けて来たので「図形」の問題を解くのが得意です。
技術の授業で、図面の展開図をスラスラ描いていたら先生に褒められ、その学期だけは内申が上がったことがあります。

技術は得意分野が出るとラッキーですね!!

技術は、授業中に感想を書くときに、出来るだけ長い文章で詳しく書くと評価されやすかったよ!!
技術と家庭科の実技は娘は得意ではありませんでしたが、「お裁縫は苦手だけど家庭科は楽しいです!!」と言った風に、苦手だけど頑張って取り組む姿を先生に見せるようにしたそうです。

嫌々やっていると先生の印象も悪くなるからね~。

その通りなんだけど、これも息子は出来ないだろうなぁ…。
家庭科の実技は唯一私も教えられる教科だったので、「リンゴの皮むき」の練習を一緒にやったり、ハンバーグを作ったりしました。
保健体育
授業中は出来るだけ早歩きをしてキビキビ動くようにしていたら、先生の印象がとても良くなったそうです。

娘は部活がバレー部で常にキビキビ動いていたので、自然にやっていたら先生に褒められたと言っていました。

バレー部の癖で、集合や解散の時は小走りしていたよ!!
腕立て伏せは、これまた部活の習慣で、腕の角度を変えて少し難易度を高くしながらやっていたところ、先生はしっかり見ていたそうで…その日の「体育ノート」で高評価を付けてくれたと言ってました。

準備運動の段階からしっかり見られていたよ!!
体育に関しては運動神経が良い子の方が有利なのかな?と思っていたのですが、運動神経が良いことで無駄に動き過ぎて、注意力が足りないと判断されて低い評価が付いてしまっていた子もいました。

学年一運動神経が良いのに、どうしても「4」しか付かなかった友達もいたよ。
逆に、運動は苦手だったけど定期テストやノートなどの提出物を頑張って「4」が付いた友達もいました。
定期テストで覚えておくべきポイント
全ての科目で共通のことですが、まずは教科書を何回か読み返しましょう。

普段の授業でやっていることと教科書の中身がどうつながっているかを考えると頭に入りやすいよ!!
娘は教科書やプリントを隅々まで暗記することで高得点が取れていたのですが、息子は「教科書のどこから問題として出るのか分からない」と言われたので、定期テスト用に教科書ワークを購入しました。

1冊で3年間使えたのはお得な気分でした!!
定期テスト前に使って勉強していましたが、よくまとまっていて理解力も上がり、たとえ数点でもアップすることがあったので、息子には買って良かったです!!
市販の問題集は、必ず教科書の出版元に対応したものを購入して下さいね。
美術
美術のテストでよく出題された問題は…
- 美術作品を仕上げるときに使う「用具の名前」

筆の種類、彫刻刀の切り出し刀・平刀・丸刀・三角刀・印刀とか覚えておいてね!!
- 作品名・画家名・技法

絵を見て作品名と画家名がサッと言えるようにしておく必要があるよ。
娘の美術の先生は、愛知県の伝統工芸品を出題したことがありました。

名古屋提灯や 名古屋友禅って知ってる?
音楽
作曲家の名前や楽器の名前・各部名称など…、音楽も暗記物の要素が強い教科です。

音楽は娘は常に満点、息子は常に平均以下の点数を取って来る教科でした…。
娘は小1~中3までピアノを習っていたので、楽譜・音譜関連の問題は勉強しなくても解けたのですが、習っていなかった息子は楽譜の読み方などひとつも分からず、点数がなかなか取れませんでした。
私もピアノを習っていた経験から、「音譜の読み方なんて勉強しなくても分かるでしょ」と思っていたのですが、習っていない息子に分かる訳ないんですよね…。

息子の最初の音楽のテストが終わってから違いに気づきました…。

タイとスラーの違いが分からん!!
娘が最低限これだけは覚えておくように、と「速度」「演奏の仕方」「音の高低の変化」「音の強弱」などの記号を一覧表にして息子に渡していましたが、全てが暗記作業で大変そうでした。

音楽で高得点を取るのは難しいです!!
技術家庭科

技術家庭科は教科書に太字で載ってるところをなんども繰り返し覚えてね!!
- 道具の使い方
- 材料の性質
- 調理や裁縫などの方法
これらがよくテストで出題されていました。
学校で習った日に一緒に台所に立ったりして、実際に道具を使って復習すると頭に入りやすくて良かったと娘が言っていました。
保健体育
保健は、人間の健康や生活に関することを詳しく扱っている教科です。

自分の心や体にあてはめながら、教科書や授業ノートを何度も見返して覚えましょう!!
体育はコートの幅など、「そんな細かい数字まで?」と言う問題を出してくる先生もいました。
- スポーツのルール
- 陸上などの測定法
- ルール違反について
- 泳ぎ方・陸上のスタート方法などの型
など、体育の授業を思い出しながら復習してみましょう。
副教科はセンスがものを言う?
運動能力、音楽センス、美術センスと全て揃っている子は稀です。

技術家庭科も生まれつきの手先の器用さが必要なことがあるよね。

センスが無いのなら、テストの点数や提出物などで補えば大丈夫だよ!!
例えば運動能力だけだと内申2だったとしても、テストなど頑張ることで+2以上の内申が追加されます。
娘は捻挫で跳び箱の授業が2週間ほど受けれなかったことがありましたが、見学していてもしっかり先生の話を聞き、提出物を完ぺきにして、定期テストで満点を取ったことで「5」が付きました。

ノートは細かい字でしっかり書き込んだよ!!
息子がどうしても分からなかった教科
上にも書きましたが、音楽です。
音楽の勉強に興味が無さ過ぎてノー勉で挑み、100点中12点を取ったこともありました。
平均点が低かったのが幸いしたのか、提出物をしっかり出したのが良かったのか…内申は3でした…。
娘は息子とは逆でピアノを習っていたので音楽は得意教科で、高校の選択授業でも自ら音楽を選んでいました。
高校の音楽の先生が演奏した曲を楽譜に書くテストがありましたが、ピアノを習っていない友達は五線紙の使い方が分からなかったそうで、一緒に書き写す練習をしたと言っていました。
ピアノを習うと、一番最初に五線譜に「ト音記号」を何度も書く練習から始めますから、音楽はそりゃあ習っていた子の方が有利です!!

息子にも小学生の数年間だけでもピアノを習わせておくべきでした。
そう言えば、息子にも五線譜のルーズリーフを買って記号を書く練習をさせていたことを思い出しました。こちらのルーズリーフは書きやすくてお勧めです。↓
先生との相性も大事でした!!
高校に入学して、家庭科と美術の定期テストで初めて高得点が取れた息子でしたが、理由を聞いてみたところ、「それぞれの教科の先生と仲良くなった」ことが大きく関係していました。
美術の先生に作った作品を褒めてもらったり、家庭科の先生と仲良くなって雑談をしたり、先生と仲良くなったことで「テスト勉強も頑張ろう」と言う前向きな気持ちになれたそうです。

どの教科にも言えることですが、先生との相性は大事ですね。
家庭科の先生は、私の母に似ているとのことで、重い荷物を持っているとつい手伝ってしまうとのことでした(笑)
息子が中学時代の副教科のテストの点数が上がらなかったのは、先生との相性が悪かったのも原因だっのかな?
と思いましたが、「本人が勉強しなかっただけでしょ!!」と娘に一喝されました(笑)
最後に
「副教科なんて前日に暗記すれば高得点が取れるでしょ!!」と言う人もいるかもしれませんが、相当記憶力が高い人でない限り、1日の暗記作業で高得点を取るのは無理です。
娘の友達で、県内トップ校に行った友達も「満点を取るために1回覚えたあとに2回覚えなおしてるよ」と言っていました。
定期テストの朝、その友達と副教科の問題を出し合いながら中学に向かったところ、教科書を丸暗記する勢いで覚えていたそうです。

そんな細かいところまで覚えてるの?ってびっくりしたよ。
学年順位1位の子も、副教科のテスト勉強は繰り返しやっていることが分かりました。
副教科のテストは学期ごとに1回なので、それなりに範囲は広いです。
最低でも2週間前から暗記作業に取り掛かることをお勧めします!!
中学3年生になると、それまで手を抜いていた生徒も勉強を頑張り出すので、副教科の平均点も大きく上がります。

中学3年生の2学期の技術家庭科で満点が学年で80人いたこともありました!!
主要5教科と同様に手を抜かず、満点を目指して勉強頑張って下さいね!!
暗記したい単語はオレンジペンで書いて赤の下敷きで消すのが定番ですよね。
オレンジペンはサラサが一番使いやすく、赤下敷きはフィルム状ではないしっかりした厚みのものがオススメです。

教科書の文字を消したいときは青消しペンね!!緑より断然見やすいよ。