大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
一年前の今頃は、子どもたちのダブル受験に振り回されてそれはもう大変でした。
娘の大学受験の心配もありましたが、それ以上に心配だったのが息子の高校受験でした。
- 受験勉強に取り掛かるのが遅かったこと
- 志望校に全く内申が足りていないこと
「最後まで頑張る!!」と言いつつ大して頑張っていない息子に、私だけが常に焦りと不安を抱えている状態でした。

息子の受験が心配で眠れない日もありました…
12月に入り私立高校の出願校が決まった頃ですね。
たった今、1年前の私のように「我が子の受験が心配で仕方ない」お母さんたちはたくさんいるかと思います。
そんなお母さんたちに「うちの子の方が100倍マシだわ」とホッと一息ついてもらえるように、息子の「受験の失敗」の話をまとめます。

失敗しても悪いことばかりじゃありませんよ!!
息子が第一志望校に落ちた時の気持ち
ブログで何度も書いて来ましたが、息子は第一志望にしていた私立高校に落ちました。
不合格通知を見て、私が最初に思ったことは「そりゃそうだ」の一言でした。
なぜそう思ったのかですが、息子は「受験勉強を頑張ってる」と口で言いながらも、娘の高校受験時と比べると5~6割程度の頑張りしか出来ていない状態だったからです。

トータルの勉強時間も娘の半分ほどでした!!
第一志望校は息子がずっと憧れていた高校だったので、落ちてしまったことに対しては私もとても残念でしたが、受験を甘く見ていたという点では、本人の成長のためにも「不合格」になって良かったと今でも思っています。

努力もしていないのに合格したところで何の意味もありませんからね…
受験することに対する意味については林修先生の本が参考になります。
頑張らずに合格するより、頑張ったけど落ちてしまったことに価値がある。
ただ息子の場合、頑張らずに落ちていしまったので、私立高校の受験は何の成長にもなりませんでした。
気持ちをリセットすることの大切さ
第一志望校の不合格通知を見た瞬間は、「やっぱりね」と言って笑っていた息子でしたが、その日の夜寝る前に「悔しい」と一言だけ呟きました。
受験に失敗した人が必ず思う「もっと早くから勉強しておけば良かった」という後悔が頭の中をぐるぐると回っていたと高校に入学してから教えてくれました。
幸い、あと2校の私立高校には合格できて私はホッとしましたが、息子はそれほど嬉しそうではありませんでした。

1校でも合格通知をもらえれば、かなり精神的に楽になるのですが、息子はあまり嬉しそうではありませんでした。
「不合格の落ち込み」を意外なほどに引きずっていた、息子の気持ちを完全に切り替えるきっかけとなったのは、私立の合格発表の数日後に行われた「公立高校の出願校」を決めるための三者懇談でした。
第二志望にしていた公立高校も「絶対に合格出来ない」と担任の先生に言われたことで、息子の気持ちは公立高校の受験に切り替わりました。
そこからようやく「本気」で勉強に取り組む日々が始まりました。

この時点で2月でした!!
不合格通知をもらうことでようやく危機感を持って受験勉強に取り組むようになりました。
高校受験の失敗をリセットできた友達
息子だけでなく、第一志望校に合格できずに泣いて落ち込んでいる子はたくさんいました。
入試のあとは塾で自己採点が行われましたが、合格点に届いていないことが分かるとその場で泣き崩れてしまう子もいました。

先生が慌てて別室に連れて行ってたよ…
これは娘の大学受験が終わってから気づいたことですが…
高校受験で失敗した後にしっかり気持ちをリセットすることが出来た子は、全員大学受験で成功しています。

大学受験では高校名の加点は一切ないので実力勝負です!!
高校受験に限らず、資格試験・大学受験・就職試験とこれから先、幾度となく挑戦することがありますが、失敗したとしても気持ちをすぐに「リセット」できれば、また新しいスタートを切ることができることができるんです。
一番駄目なのはふてくされてその場に立ち止まってしまうことです。
高校受験の失敗を後から笑い飛ばせるくらいに、次に向けて頑張って欲しいです!!
何のために高校に行くのか?
娘の中学時代は、「少しでも上のレベルの高校に入学して欲しい」と思っていました。
でも娘の高校生活、大学受験、そして大学での生活を見ているうちに「高校はどこでも良かったんだ」と気づきました。

本当に大事なのは入学してから自分がどのくらい頑張れるかです!!
上にも書いた通り、第二志望の高校に進学しても、そこで勉強を頑張って上位の成績を取り、第一志望の大学の合格を勝ち取った娘の友達を何人も知っています。
それとは逆に、第一志望の高校に入学できたのにそこで安心してしまい、成績は下位に転落し、その結果大学受験に失敗して浪人することになった友達もいました。
繰り返しますが、大事なのは高校そのものではなく「高校に入学してからの生活」です。
最後に
第二志望の公立高校に入学した息子でしたが、「第一志望校に入らなくて良かった~」と大声で言うくらい高校生活を楽しんでいます。
息子はちゃんと前に進むことが出来ているんだな、と嬉しく思っています。
「どこの高校でも入学した時点の生徒間の学力にそこまで大差はつかないけど、卒業する時点で偏差値が20以上の差がつくこともあるんだよ」と娘が息子に話していました。

進学先の大学の偏差値を見ると、確かにその通りです。
娘の言葉をしっかり理解して受け止めて、次の目標に向けて頑張って欲しいです。
娘の大学受験の強い味方になってくれた雑誌です。
次は息子のために購読しています^^♪