大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
娘は第一志望だった国立大学に落ちて、滑り止めの私立大学に通っています。
先日、高校時代の友達から「夏休みに北海道の大学に進学した友達に会いに行こう!!」と誘われたと嬉しそうに話してくれました。
メンバーを聞いたところ、娘と同じ国立大学を受験して落ちた仲間たちでした。
このメンバーは3年生の時のクラスメイトで、同じ国立大学を受験したことをきっかけに仲良くなりました。

前期・後期と試験会場の大学に一緒に行けたから心強かったよ。
全員違う私立大学に進学しましたが、年に数回集まると必ず「6人全員、見事に落ちたよね~」と不合格になった経験を笑い話にしているそうです。

大学に落ちた話を笑い話にできるのは、今の生活が充実している証拠だね!!
そんな高校時代の友達とは対照的に、娘の大学の友達に「大学受験」の失敗をずっと引きずっている子がいると聞きました。
なぜ1年経った今も落ちてしまった大学に未練が残っているのか?
未練を断ち切る方法はあるのか?を考えてまとめてみました。
落ちた大学に未練が残っているのはなぜか?
不合格には大きく分けて2つの種類があります。
- 駄目元で挑戦したけど、予想通り残念な結果となった
- 大丈夫だろうと言われてたのに、まさかの結果となった
その友達は先生や親から「大丈夫だろう」と言われていた大学に落ちて、今の大学に通っています。
「もっと頑張れば良かった」と何度も話していたそうです。

十分頑張ったと思うけどね~。
ちなみにうちの娘も「大丈夫だろう」と先生から言われていたA判定の大学に落ちましたが、その大学には全く未練はありませんでした。↓

こればっかりは個人の性格によるんだろうな~。

最初は未練が残っていても、新しい生活が始まれば気持ちが切り替わる子がほとんどなんだけどね。
子どもに過剰な期待をする親
大学受験の失敗をずっと引きずっている友達の話を聞いていたところ、親の影響を大きく受けていることが分かりました。
今まで親に逆らったことが一度もなく、志望校も親の言う通りにして決めていたそうです。
親が入学したかった大学を受験したけど不合格となり…申し訳ない気持ちでいっぱいとのことでした。

親の行きたかった大学に入学したかったってどうゆうこと?
その話を娘から聞いた時、以前読んだ小説の中に出て来た「身代わりアスリート」と言う言葉を思い出しました。↓
こちらの小説の中では、親やコーチに自分の果たせなかった夢を託された子どものことを「身代わりアスリート」と呼び、警鐘を鳴らしていました。

過度な期待を周囲から背負わされ、応えられないことで、競技から離れてしまう子どもは少なからずいます。
スポーツの世界だけでなく、受験の世界にも「身代わりアスリート」は存在していることが分かりました。
未練を断ち切る方法
「どんなに望んでいても思い通りにはならないことはある」それを経験するのが受験です。

この先の就職だって、自分の思い通りにはいかない事もあるはずです。
娘は友達に「この大学でしか学べないこともあるから、早く気持ちを切り替えよう」と伝えたそうです。
「大学在学中に難関資格を取ることを目指してみるのはどう?」と提案したところ、友達はしばらく考えて「難関公務員を目指してみようかな?」と言ったので、その足で2人で本屋さんに行き、公務員試験についての本を何冊か購入したそうです。

未練を断ち切るには新しい何かを始めるのが一番だよね!!
公務員試験の本は沢山あって、選ぶのはとても楽しかったと言っていました!
滑り止めの大学で違う進路を見つけた娘
娘は第二志望の大学に通っていますが、第一志望の大学に進学するより「就職の幅は広がった」と言っています。
当初は隣の県にある国立大学の教育学部を目指していましたが、その大学に落ちたことで違う学部に入ることになったので、今は教職課程をプラスして履修しています。

教職に迷いがあったから今の大学に入って良かったよ!

結果オーライだね。
同じ学部学科でもカリキュラムは違います
国家試験が卒業直後に待っているような学部(医学部,薬学部,歯学部,獣医学部,看護学部)などでは、ゼミの配属の学年など工夫はしている場合もあったりしますが、基本は同じカリキュラムと考えてよいと高校の先生が言っていました。

伝統的な名前がついている(理学部,工学部,法学部,経済学部,商学部)などでも、ほとんど同じ内容のカリキュラムとなります。
娘は上記の学部以外ではないのですが、大学が違うと同じ学部学科でも学べる内容や取れる資格は微妙に違っていたそうです。

教授の研究分野の違いから内容が変わってくることがあるからね!!
興味のある方は、同じ学部学科でどのようなカリキュラムの違いがあるのかを大学ごとに調べてみると面白いですよ。
最後に
大学受験の失敗を親のせいにする子の話を聞いたことがあったので(親子の問題なので詳しくは知りませんが…)親のために合格したかったと言っている友達は、その気持ちだけで十分親孝行してるよ!!と思いました。
その大学受験の失敗を引きずっていた友達は、県外出身なので現在一人暮らしをしているのですが、ときどき親が様子を見に来るそうです。
熱を出したときは、その日のうちに駆けつけて来てくれた、と言ってました。

大事な娘を心配しているんですよね。
どうしても入りたいと思っていた大学に不合格になったら、引きずってしまうのは当たり前のことです。
私も娘がずっと目指していた国立大学に落ちたあとは、何故か自分に責任を感じて数カ月間引きずりました。(できれば合格させてあげたかった、娘に対して申し訳ないと言う気持ちがありました)
この記事を読んでいて、娘の友達のように「親を喜ばせたかった」と言う理由で引きずっているのなら、何も気にする必要はありません。
私は娘が大学で有意義に学び、生き生きと楽しく学生生活を送ってくれれば、それだけで嬉しいです。

どの親御さんもそう思っています!!
人間、時間に余裕があると落ち込むので、予定を詰め込んで忙しくしてしまうのもアリですよ。
「いろんなバイトを経験してみたいから日替わりでアルバイト」してみるのもお勧めです!
娘も学業が忙しくなって来たので、飲食店のバイトはやめて単発のバイトをすることを検討しています。