大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
30年ほど前、私は偏差値50の公立高校を卒業しました。

家から自転車で5分と近かったこともあり、同じ中学出身の子が30人以上いる高校でした!!
娘は1年前、偏差値60の公立高校を卒業しました。

私も高校まで自転車で5分!!近くて通うのが楽だったよ~
偏差値70の高校に通っている優秀な生徒さんからしたら、「どっちも変わらないでしょ!!」と言われるかもしれませんが、それは置いておいて…
娘の高校生活を3年間見て来て、偏差値10違うと全ての面で大きな違いがあることが分かりました。

一体どんな「大きな違い」があるのかをまとめます。
※私と娘の通っていた高校の比較なので、主観もかなり入っています。ご了承下さい!!
勉強の取り組み方は?
- 努力しなくても勉強ができる人
- 努力しているから勉強ができる人 → 偏差値60の高校の生徒
- 努力しているのに勉強ができない人
- 努力しないから勉強ができない人 → 偏差値50の高校の生徒
偏差値60の高校に通っていた娘は、努力しなくても勉強ができるような賢さはありませんが、分からない問題を投げ出さず最後まで取り組むことができます。

分からない問題は昼休みに先生に質問したり、クラスの友達に教えてもらうことが多かったよ!!
偏差値50の高校に通っていた私は、分からない問題があるとすぐに諦めます。

分からない問題を友達に聞いても、みんな「分からない~」って言っていてそのままになることが多々ありました…。
オリンピック選手になるほど頂点を極めるには才能も必要ですが、人は誰しもが努力すれば勉強もスポーツも「ある程度」までは上達できるものだと思っています。
私も娘も暗記力などの差はほとんど無いはずなのですが、ではどうして偏差値が10も違うのかと言えば「勉強に対して自分から努力することができる才能」の違いです。
私の通っていた高校では勉強に対して、最低限のことしかしない子が多かったのですが、娘の高校の生徒を見ていると、少しでも上の大学を目指して言われなくても勉強をしている子が多くいました。

私の通っていた高校では、言われたことはしっかりやるけど、それ以上のことをしない生徒ばかりなのが先生方の悩みだったそうです。
教科書が違います
私の妹(2歳違い)も偏差値60の高校に通っていたのですが、高校で購入した教科書のレベルが私とは全然違うことに驚いた覚えがあります。
数学の教科書は同じだったのですが、英語の教科書や問題集などが全く違いました。

そして勉強の進度も倍くらい違ってました!!
ちなみに娘の通う偏差値60の高校では、教科書のレベルは私の通っていた高校レベルよりかなり上なのはもちろんのこと、高校2年生の段階で高校3年生の勉強をしていました。

1月に行われる共通テストの受験科目が3年間で学べるようにカリキュラムが組まれていたからね!!
毎日必死で予習をして授業について行っている娘を見て、私がこの高校に入ったらすぐに落ちこぼれていただろうな…と思いました。
進学先
娘の通う偏差値60の高校では、トップレベルは国立大学に進学して、それ以外もほとんどの人が大学に進学します。

看護の専門学校に進学した友達もいたけどね!!
私の通っていた偏差値50の高校の最近の進学実績を調べてみたところ、
- 国立大学は数人
- 浪人が数人
- 4割くらいが私立大学に進学
- 4割くらいが短大や専門学校に進学

卒業後、就職する子も1割ほどいました!!
娘は一般受験生だったので大学の推薦のことについて詳しく分からないのですが…大学進学率が違うということは、指定校推薦枠がある大学のレベルも当然違うはずです。
生徒の質
娘の通う高校(偏差値60)ではいじめの話は聞いたことがありません。

生徒同士の多少の言い争いはあったけどね!!
三者懇談などで高校に行くと、校内にいる生徒さん達は挨拶をしてくれる礼儀正しい子ばかりでした。(田舎の穏やかな校風の高校でした)

そして私が通っていた高校(偏差値50)でもいじめは聞いたことがありませんでした!!
地元の友人の娘さんが、私の通っていた高校に進学したのですが、いじめは全く聞かないよ~、とのことです。
ところが、娘の中学時代の幼馴染みが通っていた偏差値65の高校ではいじめがあったとのことで…幼馴染みは高校3年生の夏休みに中退してしまいました。

賢い子のいじめは陰湿だな…って話を聞いていて思ったよ。
結局のところ「いじめ」は高校の偏差値ではなく個人の問題なのかもしれません。
いじめ・不登校・問題行動等への対策
生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識・経験を有するスクールカウンセラーを全県立高等学校に配置し、いじめや不登校、問題行動等の生徒指導上の諸問題の解決を図っています。
また、県総合教育センターにスーパーバイザーを配置し、緊急事案や未配置校への対応を行っています。引用:愛知県公式Webページ
息子が通っている高校でも、スクールカウンセラーが来る日が決まっています。
娘が通っている私立大学にも設置されているそうです。

学校生活で心配事があったら自分だけで抱え込まず、専門家に相談してみて下さいね!!
こんなかわいい先生がいたら毎日保健室に通っちゃいますよね^^♪
偏差値60の高校のビリの生徒と偏差値50のトップの生徒、どちらが賢いか?
同じ偏差値60の高校の中でも、ギリギリ合格できた人と偏差値65を目指していたけど結果的に来た人がいるので、入学当初から学力の違いはあります。
実際に進学校同士の偏差値60のビリの生徒と偏差値50のトップの生徒の知り合いがいましたが、進学した大学の偏差値は前者(偏差値60の生徒)のほうが上でした。
偏差値60のビリの生徒は、愛知県内の中堅大学に何校か合格していまいたが、偏差値50のトップの生徒は、一般入試で受けた私立大学は全て落ちてしまい1年浪人して中堅大学に進学していました。

偏差値が10違うだけで、授業や教科書も異なってくるのが原因のひとつだと思います。
偏差値50の高校だと専門学校への進学もかなり多く、夏休み明けには進路が決まって遊びやバイトをする生徒が増える中、高校3年生の後半まで大学受験のモチベーションを保つのは相当大変なはずです。
偏差値60の高校だと高校2年生の後半から大学受験を意識して勉強し始める子が増えて行きます。
朱に交われば赤くなると言いますが、そこまで勉強にやる気のない人でも最低限の受験勉強は頑張っていました。

勉強やりたくな~い!!って言っている友達でも平日2~3時間は勉強していたからね。
最後に
今回比較した、私が通っていた高校と娘が通っていた高校はどちらも公立高校なので、私立高校の偏差値で比較すると少し違うかもしれません。

同じ偏差値の高校でも、特色、進学実績が全然違いますしね!!
偏差値50の高校と偏差値60の高校に入学する生徒の成績は、中学校で5教科(500点満点)の試験で換算するとこのくらいの点数の差がでるそうです。
偏差値50の高校 → 200点後半
偏差値60の高校 → 400点前半

確かに、娘は中学時代の定期テストで400点くらい取っていました。

偏差値70の高校に進学した友達は、定期テストで500点近く取ってたよ~!!
私が見ているかぎり、娘の記憶力はごく普通で、定期テストの3週間前から必死で勉強することで点数を取っていました。

暗記が本当に苦手なの…。
私の場合ですが、定期テストの勉強をしなくちゃ…と分かっているのに意志が弱くて怠けていました。
高校では周りがみんなそうだったので、特に焦って勉強することもなかったのですが…
高校卒業後、専門学校に進学したあとクラスの人たちが資格取得の勉強をしている姿を見て、初めて必死で勉強することを覚えました。

勉強するには環境が大事だと高校を卒業してから気づきました!!
1カ月間、毎日夜10時まで友達と専門学校に残って勉強して資格を取ることができたのは、私の人生にとって大きな自信に繋がりました。
それと同時に、学生時代からこのくらい勉強していたら人生変わっていただろうなと思いましたが、専門学校でやりたい勉強だけをしていたからこそ、あんなに頑張れたのも事実です。
お子さんが、あまり勉強に興味がない様子でしたら、高校に入学したら「本当にやりたい勉強」だけを突き詰めてやらせてみるのもありかもしれません。

高校時代に、数学はいつも赤点だけど英語は満点取っていた友達がいたよ~
やたら偏差値で比較した記事になってしまいましたが、「勉強ができる人が素晴らしい人間」かと言えばそんなことは決してありません。
高学歴な高校・大学を卒業していた同じ部署の人で、人の悪口ばかり言うので嫌われて別の部署に飛ばされた人もいましたし、高校卒業してすぐ働いていて、とても仕事ができて優しくて皆に頼られている人もいました。

私も友達も今でも「高校時代は最高に楽しかったね!!」と話しています。
美味しいコーヒーを飲んで、ホッと一息つきませんか?
コーヒーにはリラックスと集中力が高められる効果があるので、勉強を頑張っている人に特にオススメします!!
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10銘柄、計52袋入りで1,980円(税込)です!!
娘はモカが大のお気に入りで、受験中はいつも砂糖とミルクをたっぷり入れて飲んでいました。