この春から高校生になった息子と大学生になった娘がいます。
息子は3年前に娘が「滑り止め」として考えていた高校に合格し進学しました。

娘が通っていた高校より偏差値は3~5くらい下です!
娘は自らの希望で「毎日の勉強を厳しく管理される高校」に入学しましたが、息子の通う高校は勉強に関しては「緩くて自由」です。
良く言えば自分のペースで勉強できますが、悪く言えばいくらでもサボることが出来るという環境です。

本当にこの高校で良かったのかな…?
正直なところ入学するまでは心配でした。
なぜなら息子は周りに流されやすいタイプだからです。
「宿題が少ないのを良いことに、勉強を全くやらなくなるのでは?」
そんな不安もありました。
でも新学期が始まり、毎日楽しそうに学校の様子を話す息子の姿を見ていたら、息子のレベルに合った高校に通わせて正解だったと心から思うことが出来ました!
まだ入学してから数日ですが、高校生になった息子の変化を書きます。
中学生活が全然楽しめなかった…
第一志望ではない高校に入学することになった…
そんなお子さんをお持ちの親御さんに「大丈夫ですよ。ちゃんと楽しく高校に通ってますよ!」と伝えたくて書いています。
分かりやすく説明するために「ワンランク下」と言う書き方をしましたが、どの高校もそれぞれの良さを持っています。同じ偏差値の高校でも校風が全く違ったりして面白いです^^
楽しめなかった中学生活
「中学では何一つ楽しいことが無かった」
中学の卒業式が終わったあとの帰り道に息子がポツリと呟きました。
担任の先生とは相性が悪く…
授業態度や提出物をどれだけ頑張っても同じ点数を取っている子より内申が低くつけられたり…
部活も練習はキツい上にチームメイトは皆サボってばかり…
極めつけに新型コロナの影響から最後の大会は中止になり、文字通り不完全燃焼で終わりました。
友達は多い息子でしたが、中学生活では担任の先生と部活の影響が大きかった様で…
結果、楽しめなく終わってしまったことは本当に残念でした。

もちろん、本人にも非はありますけどね!
私が高校生になった息子に望むこと

3年間、最後まで楽しく高校に通って欲しいです!!
仲良しのお友達が出来て、楽しく高校に通ってくれたら何も言う事はありません!!
部活はやってもやらなくても良し!
まぁ、本音を言えば、ほどほどの成績をキープして大学受験を頑張ってもらいたい気持ちはありますけどね(笑)
「高校に通うなんて当たり前でしょ?」

そんな風に思う方も多いんじゃないかな…
実は娘の周りでは、高校に入学してから不登校になる子が多くいました。
入学後1か月で高校を辞めたクラスメイトが数人。
(入学後1週間で授業について行けなくなったと聞きました)
学年が上がるたびにいなくなる生徒。
近所の中学時代からの仲良しのお友達も、高校三年生の1学期で自主退学してしまいました。

県内でもトップレベルの進学校に通っていたのに…
頑張って勉強して滑り込みで入学して喜んでいても、授業が始まるとついて行けなくなる子は意外と多いです。
ひとつでも上の高校を狙う気持ちはよく分かりますが、入学してからの学習のことをお子さんと前もって話し合っておくことをおススメします。
お山の大将は幸せか?
当日点だけを見れば、ひとつ上の高校(娘の通っていた高校)に合格できた息子でしたが、本人は少しも後悔していないと言っていました。
校風が自由なこと、優しい担任の先生に当たったこと、仲良しのお友達ができたこと、そしてずっとやりたかった部活に入部できたことが嬉しいとのことです!

念願のバレー部に入れたよ!!
中学時代は高校に入学したら部活はやらない、と言っていたので「入部して来たよ!」と聞いた時は驚きでした。

あの無気力だった息子が運動部に!?
もうひとつ驚きだったのは、自主的に勉強をするようになったことです。
授業の進度が息子のレベルに合っているのも自主的にやる要因になったのかもしれません。
宿題は学校で終わらせて、家では授業の予習もしっかりしています。

高校ではテストや模試の点数が全てだよ!

ちゃんと正しい評価がされると分かったから勉強をやる気が出たよ!
内申のために先生の顔色を見る必要がないのは嬉しいとのことです。

息子なりに苦労してたのね…
最後に
月並みなセリフですが、「どこの高校に入るか」より「入った高校でどう過ごすか」が大事です。

息子を見ていると心からそう思います!
劣等感だらけだった中学時代から解放されて、「高校生活」を目一杯楽しんでいます。
息子が一番楽しみなことは、部活の帰り道に友達とコンビニに寄って買い食いをすることだと言っていました(笑)
中学時代より、家での会話も増えて嬉しい毎日です。
あっという間の高校生活、充実させて欲しいです!!
入学式の日、息子の机に娘からのメッセージが置いてありました。
大変な大学受験を体験したからこそのメッセージです。
息子の心に届くといいな!
そして娘が春休み中に息子に勧めていた本です。私も読んで泣きました…。